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2017/3/1 17:10

「防水」と「耐水」の違いって何? 見極めるコツとなる「IP規格」の読み方

2016年秋に発売されたiPhone7(Plus)。iPhoneシリーズで初めて耐水性能が搭載されたということもあり、発売前までは「iPhone7の防水機能が楽しみ」「防水加工バッチリってことだよね」と期待の声も上がっていたが、実は「耐水」なだけで完全防水ではなかったりする……。そこで今回は、ちょっとややこしい「耐水」と「防水」の違いについて紹介しよう。

出典画像:Apple公式サイトより。
出典画像:Apple公式サイトより

 

耐水・防水にも耐えられる度合いがある!

耐水と防水の違いについて、まずおさえておきたいのが「IP規格」だ。IP規格とは「IEC(国際電気標準会議)」によって規格化されている防水や防塵のための保護規格のことで、性能を等級によって分類。例えば、性能は“IP△○”と表記され、〇の部分に防水性能が記される。なお、防水性能は以下の9段階に分かれている。

 

0:水の侵入に対して保護されていない

1:垂直に落ちてくる水滴によって有害な影響を受けない

2:垂直より左右15度以内の水滴によって有害な影響を受けない

3:垂直より左右60度以内の水滴によって有害な影響を受けない

4:いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない

5:いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けない

6:いかなる方向からの水の強い直接噴流によっても有害な影響を受けない

7:規定の圧力や時間内であれば水中であっても有害な影響を受けない(テストでは水面下15㎝から1mで30分間)

8:水面下で使用することができる(メーカーと機器の使用者間の取り決めによる)

 

このように、数字が大きくなればなるほど防水性能が高くなる。そもそも「防水」とは製品への水の侵入を防ぐことで、「耐水」は水に耐えうる力があるというだけ。製品によっては3等級以上を防水とすることもあるが、本当の意味での防水は8等級以上の製品のみといえるかもしれない。

 

iPhone7は“耐えられる”だけで完全防水ではない

それでは、最新のiPhone7はどのぐらいの防水性があるかというと、公式サイトの概要には「IP67等級」と記載。これは防塵性能が6で、防沫性能や耐水性能が7という意味だ。

 

ということはiPhone7は、一定の圧力と時間内であれば水に濡れても問題ないということ。これはあくまで規定内で使用した場合の話なので、「水中でiPhone7が使える」「お風呂など湿度の高い場所で長時間使える」という訳ではない。

 

公式サイトでは「防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります」と使用を続けることで防水性能が下がるとの注意書きも。耐水だからといって無茶な使い方はしない方が賢明だろう。

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