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2017/3/15 11:00

「天気の不思議」晴れた日が曇りの日より寒い、雲ひとつない空から雨が降ってくるのなぜ?

晴れた日なのになぜか「すごく寒い!」という体験をしたことはないだろうか? それは気のせいではなく、晴れの日の方が寒く感じるのには列記とした理由があるのだ。ここでは、なぜ晴れの日に寒くなるのかを解説していこう。

※画像はイメージです

 

晴れた日が曇りの日より寒い理由

冬の寒い日が続くなか、天気予報で「明日は雲ひとつない快晴です」と言っていたら寒さを覚悟をする必要がある。すべての物体は持っている温度に応じて周囲に電磁波を放出している。地球の表面もそれは同じで、昼間に太陽から受けた熱は夜になると宇宙へと放射されていく。このように気温が下がる現象を「放射冷却」という。

 

ここに「晴れた日が寒くなる」というポイントがある。雲ひとつない快晴だと地表の持っている熱は真っすぐに宇宙へ放出されていくのだが、雲があるとそこに吸収されて、その雲がまた地表に向かってエネルギーを放出するので冷え込みが防げるのだ。こうして、晴れた日の方が曇っている日より寒いという現象が起こる。

 

身近な場所で「放射冷却」が応用されている例のひとつにお風呂のふたがある。ふたをすればお湯の温かさを保てることは誰でも知っているだろうが、その仕組みは水面から放出されるエネルギーをふたが反射してくれるからなのだ。

 

快晴の空から雨が降ってくる理由

晴れている日に起こるもうひとつの疑問として、「雲がないのに何故か雨や雪が降ってくる」というものがあるだろう。当たり前だが、雨や雪は雲から降ってくるのに、どういう仕組みで快晴の空から雨や雪が降ってくるというのか。

 

これには大きく分けて2つの理由があり、まずひとつは雨が地上に落ちてくる間に雲が消えてしまったというもの。雲の高さは、だいたい地上3000メートル以上にある。それに対し、雨粒の落下速度は粒の大きさにもよるが、直径2ミリほどのもので秒速7メートル程度、小さなものだと秒速2メートル程度。雨は雲から落ちて地上につくまで10分程度かかったりもするので、その間に雲が消えることがあるのだ。

 

もうひとつは、風で遠くから雨が流されてくるというもの。真上は晴れているけど少し遠方には雲がかかっていたりすると、この理由で晴れた空から雨が降ってきたりするのだ。上空に雲ひとつない快晴の日には、あらためて気候に注目してみるのもおもしろいかもしれない。

 

 

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