デスクでこっそりと仕事に関係のないネットサーフィンをしていたところ、上司が突然やってきた…… 。そんな経験はないだろうか? そこでとある操作をするだけで、デスクトップの表示を一瞬でごまかせる裏技があるという。本稿では、そんなシチュエーションにもすぐさま対応できる、デスクトップの表示を一瞬でごまかせるショートカットをお教えしよう。

まずは基本の「閉じる」「隠す」
まずは基本中の基本。いま使用している項目を一瞬で閉じるショートカットは「Ctrl+W」と「Alt+F4」の2つ。
●「Ctrl+W」⇒いま開いているウインドウを閉じる
●「Alt+F4」⇒いま開いているアプリケーションを終了する
「Ctrl+W」の方はウインドウを閉じるだけなので、タブを複数使用してネットを見ている時などに、いま見ているタブだけを閉じることが可能。ただし「Alt+F4」はそのソフトごと終了させてしまうので注意が必要だ。ちなみに、ブラウザのタブを切り替えるだけでごまかせそうな場合には「Ctrl+Tab」で次のタブに、「Ctrl+Shift+Tab」で前のタブに画面を切り替えることができるので、こちらも覚えておこう。
また、仕事には関係ないことをワードに書き連ねていたというようなときも要注意。ウインドウを閉じるショートカットを使ってしまうと、「変更を保存しますか」という選択が出てきてしまい、さらに慌てるハメになる。そんな時には「最小化」のショートカットが便利だ。
●「Windowsキー+下矢印」⇒いま開いているウインドウを最小化
●「Windowsキー+Home」⇒いま開いているウインドウ以外を最小化
●「Windowsキー+D」⇒すべてのウインドウを最小化
「いま開いているウインドウを最小化」が王道の操作となるが、いまはサボっていないけどさっき見ていたサイトが残っていた… …なんていうときには「Windowsキー+Home」も便利。最終手段として、すべてのウインドウを最小化して隠す「Windowsキー+D」も覚えておいて損はない。
隠すだけじゃない!「仕事してる感」を出すショートカット
ただ隠すだけでは物足りない、仕事している感を出したいという人におススメなのが「Alt+Tab」だ。こちらは操作するウインドウを切り替えるショートカットで、一度押すと前に開いていたウインドウに戻ることができる。
「Alt」を長押ししながら「Tab」を何度か押すと、現在開かれているウインドウから操作するものを選ぶこともできるので、少し余裕があるときにはこちらを使ってみてもいいかもしれない。
中途半端に隠して焦るくらいなら、すべて見せないようにしてしまうのもひとつの手だ。その場合には、「Windowsキー+L」がおすすめで、いきなりログイン画面に飛ぶことができる。しかし、こちらは「なんでいまからログインするんだ……」と逆に誤解を招く可能性もあるので、あくまで最終手段としてとっておきたい。