季節ごとの服選びって大変ですよね。夏になるとオフィスのクーラーが強すぎて寒いことも多いですし、冬でも温かい日があるかと思えば急に寒くなることもあります。
場所によって気温がそれぞれ違うので、季節関係なく体調を崩してしまうことは誰にでもあるはず。そんな生活を一気に楽にしてくれるスマートウェア「Fyre」が、海外で話題になっています。
厚着しなくても大丈夫なスマートウェア「Fyre」
クラウドファンディングサイトの「Indiegogo」で1着1万5000円でプリオーダー受付している「Fyre」は、電気ブランケットのように服自体が温めてくれるカーディガン/パーカーです。
冬になるとこたつに入ったまま「このまま動けたらいいのに」と思ってしまいませんか? これは、まさにそんな夢を叶えてくれるスマートウェアなのです。
アプリに快適な温度を設定するだけで、服が温度を検知して、オフィス、屋外と移動しても常に一定の温度に温めてくれます。
薄着がしにくいときでも「Fyre」ならカーディガンかパーカー1枚で常に暖かくしてくれるので、季節や気温、天気に関係なく幅広く使用可能。
しかも、付属のケーブルにつなぐことでスマホの充電までしてくれます。暖房ガジェット、ファッションツール、モバイルバッテリーと3つも役割を果たしてくれる究極の1枚なのです。
ウェアラブルがキーワードになって久しいですが、最近はガジェットがウェアラブルになるのではなく、日用品にスマート機能がどんどんと追加されているのがトレンドのようですね。
スマホ連動の運動用ショーツ「Mbody Coach」
そんな流れで注目されたのが、クラウドファンディングサイトの「Kickstarter」で資金獲得を目指してキャンペーンを展開していた運動用ショーツ「Mbody Coach」です。
こちらは、大腿四頭筋やハムストリングの筋肉の動きを電気信号として検知し、ユーザーのエクササイズをスマートフォンのアプリを通して音声でコーチングしてくれるショーツ。筋肉の動きだけでなく、心拍数とリズムもモニターしてくれます。
十分なウォーミングアップができたか、トップスピードで走るのに最適なタイミングか、エクササイズ中に筋肉の動きのバランスが悪くないかをイヤホンを通じて教えてくれるのです。
まさにパーソナルコーチの役割を科学的に担ってくれるショーツ。もちろん、エクササイズ中のデータを記録・分析してくれ、アプリで確認することができます。
バランスの悪い筋肉は怪我の元にもなります。Myontec社の「Mbody Coach」は長らくプロのアスリートたちの間で使われてきたテクノロジーでした。それが一般のエクササイズ・ファンにも使えるように開発されたということです。
1枚1万7000円から予約受け付けをしていましたが、残念ながらキックスターターでは目標資金に到達しませんでした。しかし、多くの海外メディアで「有望なエクササイズ・ツール」として紹介されました。
スマートウェアは現在進行形で注目を集めている分野です。ほかのクラウドファンディングサイトにまた登場するか、もしくは別ブランドが類似プロダクトを試みるかもしれませんね。