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2017/4/30 22:00

「自己肯定感」と「自信」が大切!「人に信頼されるビジネスマン」が入社3年間でしてきたこと

社会人になって「最初の3年間」は、非常に大切だと考えています。その間に、何を知り、どう考え、挑戦していくか。しかも、そこで「自己肯定感」と「自信」を持ち、前向きに取り組めるようにできるかが、その後のビジネス人生に決定的な影響を及ぼすと考えています。

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今回、「入社3年目まで」に必ずやっておきたいことを一冊にまとめ、思考力やコミュニケーション力、時間力、情報収集力……など、さまざまなスキルをご紹介していますが、そのベースとなる大切なポイントがあります。それは、「人として信頼される」こと。信頼されればよい仕事を次々に依頼されますし、リーダーシップも発揮できます。仕事が充実し、成長し、多くの場合は収入も増え、プライベートでも素敵な出会いがあるのです。

 

■人として信頼される――出発点は「自分に自信を持つ」こと

信頼されるためには、「人間力」、すなわち、「人間的魅力」が欠かせません。人間的魅力とは、人間性のある人に対して、自然に誰でも感じることです。「人間的魅力があるといいな」と、おそらく多くの人が思い、意識されているかもしれません。

 

実は、人間的魅力が身につくための出発点は、「自分に自信を持つ」ことです。これがないと、不安になり、ふらふらして自分にも周囲にも悪影響を与えてしまいます。これまで多くの方と接してきましたが、入社1年目でも自信にあふれ人間的魅力のある人はいますし、一流企業の役員、部長クラスでも、「自分に自信を持っていない」人が多いと思います。それを認める人は少ないのですが、言動が明らかにそれを示しています。

 

■「自信」はどこから生まれるか

自信は「仕事ができること」から生まれます。具体的には、仕事をやり遂げる「スキル」と、そのスキルを活かす「メンタル」が重要です。入社3年目までに身につけたいスキルは、たとえば、下記のものが挙げられるでしょう。

 

1.圧倒的なスピード――すべての仕事は3倍速くできる

2.仕事の全体像をつかみ、要点を押さえる――「フレームワーク」と「オプション」を活用する

3.コミュニケーション力――「アクティブリスニング」で問題を発見し、解決策を考える

4.資料作成力――先輩の資料をまねしながら、自分なりの「テンプレート」をつくりあげていく

5.時間コントロール法――すぐに着手する。決めたら迷わず実行する

 

■身につけたスキルを活かす3つのポイント

上記のようなスキルを活かす両輪となる「メンタル」面で、大事なポイントがあります。まず、「もやもや」をなくすこと。もやもやした思いがあると、頭が働きにくくなります。何が問題なのか、その問題に対してアクションを取るべきなのか放置していてもいいのか、アクションを取るとしたら何をすべきなのか、判断できなくなるのです。もやもやが整理できると、自分への自信がわいてきます。

 

おすすめは、「A4メモ書き」です。A4用紙(裏紙でOK)を横置きにし、左上にテーマ、右上に日付、本文は4~6行、それぞれ20~30字ほど、1ページ1分で書く方法です。もやっとしていたこと、嫌な思い、なんでこうなるのかという気分の悪さなどが目の前の紙に書かれるだけで、頭がすっきりしてきます。

 

また、やると決めたことを実際に実行することも大事です。自分の将来を自分である程度以上コントロールできる、決めたことを実行できる、という感覚が自信に直結します。

 

さらに、自分を認めて、ポジティブに接してくれる人と多く付き合うことです。私たちの自信は、最初のうち、それほど強固なものではありません。したがって、いろいろ努力をしていて、成果があっても、いちいちそれを否定する人がそばにいたり、始終、スキルがないことをなじられたりしたら、おかしくなってしまうからです。皆さんはこれからも、ずっと成長が続きます。終わりはありません。その間、誰と主に接するかは本当に大切なのです。

 

今後の数十年、充実して楽しく生き、社会にも貢献できるか、一方、常に後ろ向き、ネガティブで不平、不満を持ちながらつらい人生を送るかの違いの大半は、最初の3年間で、一定の行動、姿勢を身につけるかどうかに大いに関係します。入社3年目までの方はもちろん、転職をされた方や入社3年目を超えた方々であっても、もし十分に取り組んでおられないことがあったら、ぜひ今からでも試していただければと思います。

 

【関連書籍】

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入社3年塾』(三笠書房)

 

【著者プロフィール】

赤羽 雄二

ブレークスルーパートナーズ株式会社 マネージングディレクター 東京大学工学部を1978年に卒業後、コマツで超大型ダンプトラックの設計・開発に携わる。1983年よりスタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課程を修了後、マッキンゼーに入社。経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。マッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となるとともに、韓国LGグループの世界的な躍進を支えた。2002年、「日本発の世界的ベンチャー」を1社でも多く生み出すことを使命としてブレークスルーパートナーズ株式会社を共同創業。最近は、企業の経営改革、人材育成、新事業創出にも積極的に取り組んでいる。 主な著書に、『ゼロ秒思考』『速さは全てを解決する』(以上、ダイヤモンド社)、『マンガでわかる!マッキンゼー式リーダー論』(宝島社)、『成長思考』(日本経済新聞出版社)、『アクションリーディング』(SBクリエイティブ)などがある。