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2017/5/27 16:00

楽しく仕事をしている人の頭の中ってどうなっているの? 簡単にマネできる3つの習慣

あなたの今の職場は上司に恵まれていますか?

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同僚や後輩と楽しく仕事ができていますか?

 

「30分で重要な基礎が身につく論理思考力を鍛える本」(著・西村克己/刊・Panda Publishing)によると、理想的な上司に恵まれる確率は、20%未満と書かれてありました。……みんな苦労しているんですな。

 

仕事において失敗が続いてしまうと、「上司が悪いから……」「事業部が変われば俺だって……」なんて環境や時代のせいにしてしまって根本的な原因に目がいかなくなりがち。もしかすると、上司に満足していない……というのは自分の仕事にも満足していないから、そのように感じてしまうのかもしれません。では、楽しく仕事をしている人たちはどんな思考回路なのでしょうか?  楽しく仕事をしながら、成功を収めている人たちの頭の中をちょっとのぞいてみましょう!

 

「安楽早正(あんらくそうせい)」を意識している

みなさんがお仕事をしている時、意識していることはありますか? 成功している方の多くは、人に言われてから仕事をするのではなく、自ら考えて行動を起こしている人が多いため、常に「今のままではダメだ」を意識しているそうです。慣れてきた仕事や、新しい仕事じゃそんなこと意識できないよーと思っちゃいますよね。一体どうやったら意識できるようになるのでしょうか?  ポイントは安楽早正なんですって!

 

「安く」「楽に」「早く」「正しく」できないかを、主体的に考えることで、問題意識を高めることができるのです。そして、問題意識を持って主体的に仕事に取り組めるのです。

(『30分で重要な基礎が身につく 論理思考力を鍛える本』より引用)

 

「楽」には、ラクに仕事をするということだけでなく、楽しく仕事をするという意味も込められているんだそうです。いかに安く、いかにラクに楽しく、早く、正しい仕事ができるか貪欲に考え続けていくことで自分主導での仕事ができるようになるのかも。今よりもっと良い仕事をするために、「安楽早正」を意識できているかセルフチェックしてみましょう!

 

アウトプットの工夫をしている

「いやぁ~今日は仕事したわ!」と思うときはどんな時でしょうか?

 

いっぱいのタスクをこなした時?  3社くらい外出して打ち合わせをした時?  営業電話を100件やった時?  仕事をしている人の業種や立場によって異なりますが、成功している人は具体的な成果、アウトプットを出しているというのです。

 

仕事を「仕掛かり」ではなく、完成品に仕上げていって、初めてアウトプットになります。結論を出してひとつひとつ前に進めていくこと。そしてそれを形にしなければなりません。具体的な形にならないものはアウトプットではありません。

(『30分で重要な基礎が身につく 論理思考力を鍛える本』より引用) 

 

みなさんも今日1日の仕事を振り返ってみて、どんなアウトプットがあったかを考えてみましょう。会議に出ていても、参加しているだけではアウトプットにはなりません。しっかり意見を言うことができたり、その会議で課題を見出せたりと、毎日「今日はしっかりアウトプットできたかな?  成果を出せたかな?」と振り返るだけでも働き方は変わってきそうな気がしますよね。

 

過去の栄光にすがらない

自分が「成功したわ~」という実感があると、ついつい自慢したくなっちゃいますよね。もしかしたらあなたも上司や同僚から「若い時の俺はなぁ~」とお決まりの自慢話を聞いているという方もいらっしゃるかもしれません。では、どうして成功自慢をすることがNGなのでしょうか?

 

成功体験が思考を停止させることが多くあります。成功体験は美化されやすく、それに惑わされ、考えることを忘れてしまうのです。過去や現在の成功体験に酔いしれることは発想を阻害します。

(『30分で重要な基礎が身につく 論理思考力を鍛える本』より引用)

パナソニックでも「勝った時が最も危ない」と社員を戒めていたとも紹介されていました。確かに、過去に成功したことばかり話していては、ただの天狗さん状態ですもんね。

 

楽しみながら仕事で成功体験を重ねていくことは素晴らしいことですが、「成功したこと」に満足せず、新たな高みを自分で見つけ、その課題に対し主体的に考え行動していく……そんな働き方ができる人が楽しいお仕事につながるのでしょうね!

 

「30分で重要な基礎が身につく 論理思考力を鍛える本」には、様々な仕事のシチュエーションを元にトレーニングしながら論理思考力を鍛えられる内容になっていますので、「最近、仕事が楽しくないな……」「モヤモヤしちゃっているな~」という方は一度試してみてください!  きっと明日からの働き方がほんのちょっと変わってくっるかもしれませんよ!

 

(文:つるたちかこ)

【参考文献】

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30分で重要な基礎が身につく 論理思考力を鍛える本

著者:西村克己

出版社:Panda Publishing

カリスマ経営コンサルタントによる「仕事に活かせる論理力の基礎養成講座」
ビジネスの現場の事例をもとに、1問3分程度を解いていくだけで、いつの間にか論理的に考えるためのフレームワーク(思考法)が身につきます。

論理思考力があれば、正しい判断ができる!
論理力があれば、次のような効果が期待できます。
より筋道立てて、よりベターな判断を安定してできるようになる。
今までよりずっとわかりやすく話したり、説得力をもって説明したりできるようになる。
複雑なことを、フレームワークを使ってスッキリと整理できるようになる。

ビジネスマンなら最低身につけておいて損はない論理力を、事例からのクイズ方式でなるべくやさしく解説しました。原理原則から解説している難解な「ロジカルシンキングの本」を読もうとして挫折した人にもお勧めです。

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