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2017/5/31 10:45

座りながら良企画が生まれる! 「うーん…」がなくなる「お手軽アイデア発想ツール」2選

なかなか考えがまとまらなくて、デスクに向かって何時間も「うーん、うーん」と唸った経験はありませんか。そんなとき、近くのカフェでカプチーノを頼んだり、自転車で近所を一周したり、人ぞれぞれのアイデアを思いつくための儀式を行う人は多いはず。そうでもしないと、考えのきっかけと出会えないんですよね。

 

でも、その場から動かず、もっと簡単に企画できるようになる方法もあるのです。今日はそんな、人間の内面を助けることを目的としたツールを紹介したいと思います。

 

煮詰まったときに助かるアイデア発想サイコロ「Design Dice」

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現在、Kickstarterで資金獲得キャンペーンを開始したばかりの、「Design Dice」に注目が集まっています。制作者のアンディ・ニールさんは25年のキャリアを持つグラフィックデザイナー。彼自身が何度もデザインのスランプに陥った経験から生まれたのが、このサイコロだそうです。

 

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9つのサイコロがセットになったものが約3600円で予約可能(海外発送料別)。ひとつひとつのサイコロには、行き詰ったときに自分の考えや見方の角度を変えるためのキーワードが刻まれています。

 

クリエイティブな仕事で行き詰ったことがある人は、一目でピンと来るかもしれません。人気番組「ライオンのごきげんよう」のように、サイコロを振って出た目に書かれているキーワードについて考える仕組み。

 

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たとえば、企画書を書いていて「どうもうまくいかないな」と思ったときにふたつ「Design Dice」を転がして、「理由」と「感情」という文字が出たとします。

 

そしたら、なぜこの企画が必要なのか、論理ではなく人々の気持ちという観点から書き直してみる、といった具合に利用するのです。

 

写真で見るだけでも、「歴史」「コンテンツ」「リスク」「ディテール」といった抽象度の高い、でもクリエイティブに関連性の深い単語が書かれているのが分かります。どんなプロジェクトでも応用が効きそうです。

 

まだキャンペーンは始まったばかりですが、Twitter上でも「クールなデザイン!」や「オブリーク・ストラテジー・カードの面白い応用ツールだね」などのポジティブなコメントが集まっています。

 

ちなみにオブリーク・ストラテジー・カードとは音楽家ブライアン・イーノが製作したもので、創作で行き詰ったときにカードを一枚ひいて、そこに書かれているランダムな文章の意味を解釈することで創作の手助けとする、というもの。

 

確かに、基本アイデアは一緒ですね。カードといい、サイコロといい、実際に手を動かして、かつランダムな言葉から自分のインスピレーションへとつなげるところに秘訣がありそうです。

 

煮詰まったときに助かるパターン脱却ペン「Eureka Pen」

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同じくKickstarterに登場した「Eureka Pen」も、人間の頭脳の奥深いところまで潜り込むのを手伝ってくれます。

 

制作者のギャスパー・プレモーゼ氏は、「Eureka Pen」の前に「Zen Egg」というプロダクトを成功させています。この「Zen Egg」は美しい形と起き上がりこぼしの挙動から、「落ち着いて自分について考える時間を持とう」というメッセージを定期的に思い出すためのツールとして売り出されました。

 

今回の「Eureka Pen」は、自分の感情、考え、直感、そして欲求を言葉にして記録をつけるために作られたそうです。

 

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確かに、起き上がりこぶしのデザインになっている底部、美しく磨かれた木目が見つめていると自分の内面に向かわせてくれます。

 

「Kickstarter」のビデオでギャスパーさんが語るのは、いかに人間が子どもの頃に身に付けてしまったパターンから脱却できずに苦しんでいるかということ。

 

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たとえば、幼い頃に母親から愛情を受けずに冷たい態度ばかりを取られたため、大人になった今自分自身が愛すべき相手に冷たい態度をとってしまい喧嘩ばかりしている。子どもの時に父親を怖がっていた自分の性格が、今でも上司や友人関係に影響を与えている……。

 

忙しさに流されて日常を送っているとなかなかこういった自分のこういったパターンに気付かずに、失敗を繰り返してしまいがちです。

 

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ギャスパーさんは、「Eureka Pen」を使って日々の感情、欲望、考えなどを記録することで、そういった負の連鎖を認識し、パターンから脱却するための成長のきっかけを得ることができるはずだと語ります。

 

そんな目的であれば、このデザインも納得ですね。これを机に置いているとどうしても毎日目に入りますし、クラクラクラと揺れる姿と美しい木目が見ているだけでなんだかリラックスさせてくれます。

 

現在、目標金額の20万円を既に遥かに超える83万円ほどを集めています。コメント欄には「素晴らしいデザインだね。買うよ」「ギャスパーさん、あなたがしていること、そしてその方法論を心の底から感謝します」などの絶賛の声ばかり。

 

前作「Zen Egg」のファンも引き続き注目しているようです。そんな「Eureka Pen」は、ひとつ7700円から予約可能です(海外発送料別)。

 

気持ちを入れ替えるために席を立ったり体を動かしたりするのはいいことですが、回数が多いと周囲の目も気になってきます。企画時は、こういったツールを使うようにしてみてはいかがでしょうか。