ライフスタイル
2017/8/24 17:00

「この国のお菓子メーカーは何かがおかしい」美少女キャラクターのシール化をかけた創業102年目「杉本屋製菓」の挑戦

「杉本屋製菓」がオリジナルキャラクターのシール化プロジェクトを開始し、クラウドファンディングサイト「Makuake」で支援を募集中。同プロジェクトは老舗製菓メーカーの“乱心”とも称され、いわゆる“オタク層”を中心に多くの関心が寄せられている。

出典画像:「魔拳戦士リバイバル! 原案エサカマサミ氏×杉本屋製菓『魔剣戦士』オマケシール復刻!」Makuakeより。
出典画像:「魔拳戦士リバイバル! 原案エサカマサミ氏×杉本屋製菓『魔剣戦士』オマケシール復刻!」Makuakeより(以下:同)

 

“コミケ”がすべての始まりだった!?

同プロジェクトの始まりは、2016年8月に開催された「コミックマーケット90」。“オタクの祭典”との呼び声が高いコミケに、「まけんグミ」などの商品を展開する老舗お菓子メーカー・杉本屋製菓が初参加を果たして話題になった。

 

同イベントで杉本屋製菓は“創業101年目の挑戦”として、看板商品「まけんグミ」を擬人化した美少女キャラクター「魔剣戦士」を披露。キャラクターデザインに「カードファイト!! ヴァンガード」や「紅殻のパンドラ」などのアニメで作画監督を務めたアニメーター・服部憲知を起用しており、アニメファンも唸らせるような仕上がりに。

 

また、イベントに出展した商品も「杉本屋の薄い本」というオリジナル漫画や「魔剣戦士設定資料集」など、いかにも“コミケ”らしいものばかり。ネット上では「杉本屋製菓がコミケで“薄い本”を出すような時代になったのか…」「この商品展開は予想外過ぎる」「この国のお菓子メーカーは何かがおかしい」との声が相次いだ。

 

キャラクタービジネスにかける「杉本屋製菓」の覚悟

そんな「コミックマーケット90」から1年が経った今年の8月10日に、「魔剣戦士シール化プロジェクト」のクラウドファンディングがスタート。Makuake内の特設ページによると、シール化はコミケ参加時にシールコレクターから「魔剣戦士はシールにならないんですか?」と聞かれたことがきっかけだという。

 

プロジェクトの概要は、支援金額によってシール化されるキャラクターのラインナップが増えていくというもの。まず目標金額として設定されている「125万円」達成で、「グーのアサギ編」キャラクターシール6パターンの制作が決定。そのほかには、「オリジナル漫画 5P」と「設定資料集」も作られる。そして「225万円」を達成すると「チョキのアカネ編」制作が決定し、シールが6パターン追加されたり漫画のページ数が増加。最高額の「350万円」を達成すると「パーのアヤメ編」が制作されるなど、どんどん「魔剣戦士」の世界観が拡張されるようだ。

 

さらにシール化には「ビックリマン2000」のキャラクター原案を担当したイラストレーター・エサカマサミが協力しているとあって「まさかのエサカ先生! 杉本屋製菓本気すぎるでしょ!」「またエサカの作るシールを収集できるとか胸熱」との声が。

 

ちなみに杉本屋製菓は「目標金額達成しなかった場合には、シール業界からの撤退も考えており」とも公言しており、同プロジェクトに並々ならぬ覚悟を持っている様子。とはいえ、残り49日(8月21日付け)の時点で目標金額の約半分である64万6500円が集まっており、目標達成はかなり現実的だ。

 

将来的には、「アニメ化」や「舞台化」も見据えているという「魔剣戦士」。今年創業102周年を迎えた「杉本屋製菓」が挑戦する“キャラクタービジネス”に、今後も注目していきたい。