ライフスタイル
2018/1/14 19:00

【大人の着こなし考】長、二つ折り、ミニ…財布は何を選ぶのが一番“合理的”なのか?

新年を迎えるタイミングで、財布を買い替える人が多いという話を耳にしました。新春の“春”は、財布が“張る(=お金でいっぱいになる)”につながるということで縁起担ぎの意味もあるようですが、単純に心機一転しやすいタイミングというのが大きいように思えます。冬のボーナスが使えるという経済的な影響も少なくないでしょう。とにかく私も財布を買い替えたくなりました。

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ちなみに私は現在、某ハイブランドのロングセラーである長財布を使用しています。購入時に金運アップにつながるというゴールドのプリントでイニシャルも入れました。なぜ長財布を選んだかと言えば、「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」というベストセラーの書籍に少なからず影響を受けたからです。

 

きちんとした財布なのでいつでも恥ずかしがることなく取り出せますし、薄くてシンプルなデザインなので常に膨らまないよう気をつけるようにはなりました。しかしメリットはその程度。残念ながら世間でよく言われる“財布の価格の200倍に年収が上がる”ことはありませんでした。

 

最近では、小さい財布を使った方が金運アップにつながるという説も浮上しています。ファイナンシャルプランナーの山口京子さんが「小さい財布だと金運ダウン?お金は貯まらない?」という記事で体を張った体験をまとめていますが、最小限の現金しか持ち歩けないのでデビットカードを使うようになり、残高チェックが習慣になってムダ使いがなくなったそうです。

 

実際、小さい財布の方が携帯しやすいのは明らかですし、最近は革小物ブランドでも“ミニ財布”というカテゴリーの人気が高まっています。女性の間では“ちい財布”や“まめ財布”というネーミングが広まりつつあり、女性誌でもそんなカテゴリーが財布特集でトップに位置づけられています。

 

しかしここで疑問が出てきました。カード払いにすることでムダ使いが減るのであれば、もはや現金を持ち歩くための財布自体が不要なのでは……。私自身、コンビニなどでの支払いはほとんど「Suica」ですし、その他もクレジットカードが大半です。さらに言うと、iPhoneの「Apple Pay」を活用していますので、対応しているお店ならスマホ1つで交通系ICカード、クレジットカード、デビットカードのすべてで支払いが可能です。

 

なぜ”ミニ財布”にすると貯金が増えるのか」という記事では、キャッシュレス派は現金派より貯蓄残高が多いというデータも紹介されています。その理由は、キャッシュレス派はお得な情報に敏感で、お金の管理がしっかりしている傾向にあるからだそうです。

 

私の中で財布不要論が現実味を帯びてきたところで、それを後押しするような話を取材先で聞きました。有名なビスポークテーラーでスーツをオーダーする外国人の多くは、財布ではなくマネークリップを愛用しているそうなのです。品位あるスーツやテーラードジャケットのポケットにかさ張る財布を入れてしまうとどうしてもシルエットが崩れてしまうので、大きさがお札とほとんど変わらずに済むマネークリップを使用するという選択肢は合理的です。

 

着こなしという観点からも財布レスが最善に思えましたが、私は普段、スーツやジャケットは着用しません。それどころか最近はビッグシルエットのアウターを着ることが多いので、長財布でもシルエットに影響はないのです。いろいろと考えた挙句、目的によって組み合わせが変えられるカーボンファイバーウォレット「PITAKA (ピタカ)」を購入しました。

将来的な財布レスを視野に入れつつ、お金まわりの管理を徹底的にクラウド化して、出し入れを細かくチェック。自動的にお金が貯まるように工夫すると決意しました。金運や年収がアップしたかはまたの機会にご報告できればと。

 

【著者プロフィール】

「着こなし工学」エバンジェリスト 平 格彦

1974年、東京都生まれ。O型。天秤座。ライター/編集者。コラムニスト。プランナー。AllAbout「メンズファッション」ガイド。[着こなし工学]ファウンダー。JAPAN MENSA会員。野菜ソムリエ。大学でマーケティングを専攻した後、新卒で出版社へ入社して広告部、ファッション誌編集部を経て退職。2年間のニート期間を経て転職した出版社を1日で辞めた伝説を持つ。その後、フリーランスに。メンズファッション関連だけで35以上のメディアに関わってきた実績を持ち、客観的、横断的、俯瞰的にファッションを分析するのが得意。そんな視点を活かして[着こなし工学]を構築中。編集力を応用して他分野でも活動。

 

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