ライフスタイル
2018/2/11 18:00

珈琲のデガラシが生み出す“幸せ”…「珈琲×活版×福祉」という斬新なタッグはなぜ生まれたのか?

日々の暮らしに癒しや活力を与えてくれる珈琲。昨今は豆の産地や抽出方法などカップに注がれる前の工程に注目が集まりがちですが、今回ご紹介するCOFFEE PAPER PRESSは珈琲を淹れ終わった後の“デガラシ”を再利用し、福祉、活版印刷とかけ合わせることで、新たな“幸せのサイクル”を作り出す活動しています。

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中心メンバーは“Tool do coffee”バリスタの成田さん、障害のある人が関わる商品を集めたお店のディレクションをする“HUMORABO ( ユーモラボ )”の前川さん、“活版印刷 紙成屋”の笹森さんなど、各分野に精通している三人。

 

■全国の福祉作業所で働く方に美味しいコーヒーを届けたい

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COFFEE PAPER PRESSは、福祉作業所で作られた再生紙や染織品に珈琲や活版印刷を掛け合わせ、新たな付加価値を加えて販売。その売上を活動資金として全国の福祉作業所を周り、作り手に美味しい珈琲を届けています。

 

たとえば、神保町で開かれたコーヒーフェス「COFFEE COLLECTION」や「活版TOKYO」では 珈琲ペーパーのしおりやハンカチーフ、革小物、珈琲豆などを販売。

 

珈琲ペーパーのしおりは、東日本大震災で被災した南三陸の福祉作業所“NOZOMI PAPER Factory”の作り手が、牛乳の紙パックをパルプに戻し、珈琲のデガラシで染めてからひとつひとつ手すきして作っています。

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デザインは異なるものの、珈琲ペーパーのしおりは2017年6月 一般社団法人日本グラフィックサービス工業会 作品展で「厚生労働大臣賞」を受賞。そのデザイン性とコンセプトも評価されています。

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こちらは、一般就労が難しい方が染織品を作る町田のクラフト工房LaMano(ラ・マノ)の協力を得て作ったハンカチーフ。

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珈琲色の“しおり”やハンカチーフには、活版印刷でCOFFEE PAPER PRESSの文字が。触ってみると活版印刷ならではの凸凹があり、異なるインクのつき具合にそれぞれ個性があります。どれひとつ同じ色・形・厚さがないからこそ、手に取った一枚に温かさと愛着を感じられます。

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■障害のある方へのイメージも変えていきたい

「珈琲は、飲めば形は消えてしまいますが、珈琲を作る時に使用したものを再利用すれば、形あるものが残り、新たな商品と『美味しい珈琲を施設の方に届ける』という新たな価値を生み出すことができます。

 

福祉作業所と聞くと、様々なイメージを持たれると思いますが、NOZOMI PAPER FactoryやLaManoで働いている方々は、純粋な心でモノづくりに向き合い、作ることを楽しんでいて、その姿はとても美しいです。彼らに美味しい珈琲を届けたいと思いますし、僕たちは、COFFEE PAPER PRESSが作り出す価値のサイクルの中で、障害のある方へのイメージも変えていけたらと思っています。」

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珈琲を消費した先で作り出すことのできる新たな“幸せのサイクル”。COFFEE PAPER PRESSは定期的にイベントに出店しているので、商品の購入をされたい方はぜひそちらもチェックを。

 

COFFEE PAPER PRESS

HP : https://www.facebook.com/coffeepaperpress/

 

【著者プロフィール】

カフェ・ジャーナリスト 大井彩子

個性の光るカフェが探せるアプリ&メディア「CafeSnap」代表。全国9000軒以上のカフェ情報を掲載するアプリと、業界を牽引するカフェオーナーやバリスタのインタビューを掲載するウェブサイトを運営。その他、ブルーボトルコーヒー創業者の著書「ブルーボトルコーヒーのフィロソフィー」の編集を行うなどカフェ&コーヒーに関連して多角的に活動。

WEB:https://cafesnap.me/

Facebook:https://www.facebook.com/cafesnap/

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