アウトドア
2018/4/19 17:30

愛車で「屋根キャンプ」ができる!? カンタン便利な“ルーフテント”がアツい!!

実際に手に触れてもらわないとわからないルーフテントの魅力

――それだけ利便性が高いルーフテントですが、日本での情報はあまりに少ないですね。

 

飯田 弊社で扱うAUTOHOME社以外にも国産のもの、アメリカのものなどがあり、最近は中国製も出てきています。しかし、世界中のユーザーが安心納得できるよう個々に使われている部品や製品自体の試験、ルーフテントの生産台数とそのキャリアなどを考慮すれば老舗のAUTOHOME社の物が一番優れていると自負していますし、情報量も弊社のサイトが一番ではないかと考えています。

 

ただ、ほぼどんな車にも取り付けられると言っても、車種ごと、ルーフテントのモデルごとに、取り付け方は変わってきますので、やはり実際にルーフテントに触れてみていただいて、ご意見をいただくのが一番だと思います。

 

当社では毎月の休日などに、各地のアウトドアショップなどにイベント出展していますし、当社の在庫を保管している野田ベースでも不定期で展示即売会を行っています。是非当社のサイトをチェックして遊びに来がてら、ルーフテントを見に来ていただきたいですね。

↑ZIFER JAPANの公式サイト。商品案内はもちろんですが、それ以上にルーフテントにまつわるコンテンツも充実

 

↑ZIFER JAPANの野田ベースでの展示即売会の様子。このほか、全国各地のキャンピングフェア、イベントなどでルーフテントに実際に触れる機会もあります。詳しくはZIFER JAPANブログをご覧ください(https://blogs.yahoo.co.jp/ziferjapan/GALLERY/gallery.html)

 

屋根の上でのテント設営は大変ではないのか?

――一般的なテントですと、設営に結構な手間と時間が割かれることもあります。ルーフテントは屋根の上ということもあって、結構大変そうにも思うのですが。

 

飯田 ルーフテントのモデルにもよりますが、当社では大きく分けてコロンブスという三角型、マジョリーナという四角型、従来のテント型のオーバーランド、オーバーゾーン、オーバーキャンプというものがあります。なかでもコロンブスは非常に簡単で、テントを広げるまでに最短20秒で立ち上げることができます。

 

【テント設営手順】

①キャリアに積まれたルーフテントのツマミをハズします

 

②ツマミをハズすと、油圧ダンパーによってゆっくりとテントが開いていきます

 

③すぐにテントが立ち上がりました

 

④専用のハシゴを使って屋根の上に登ります

 

⑤テント内には布団や枕の平たいものなら常時積みっぱなしでOK

 

⑥室内にはLEDランプも搭載されています

 

⑦支えているのはこのキャリアだけ。特に車体に加工を施すことなく取り付けることができます

 

ルーフテントに呼ばれた飯田さんの人生

――ルーフテントを実際に購入した場合、メンテナンスや維持はどんな点に注意すべきでしょうか?

 

飯田 やはり雨が続いた日は、どうしても湿気がこもるので、天気の良い日にどこかで広げておくことくらいですかね。逆に言うと、それくらいしか注意点はないんですね。よくアウトドアショップのイベントで展示すると、普通のテントと、ルーフテントが購買比較になるくらい(笑)。それくらい便利なものですよ。

 

――価格帯はどれくらいですか?

 

飯田 モデルにもよりますが、20万円台~40万円台が中心です。普通のテントに比べれば確かに高いですが、そのぶん、使いやすく、長期にわたって使い続けることができるものですので、本当にキャンプが好きな方ならすぐに金額以上の楽しさ、利便性、喜びを得られるはずだと思いますよ。

 

――飯田さんご自身は、前職の貿易会社でのキャンピングカーの取り扱い業務を経て、ルーフテント専門の会社を独立して立ち上げられましたが、そこに賭けた思いとルーフテントの魅力を改めてお聞かせください。

 

飯田 自分だってまさかこんな人生になるとは思っていなかったですよ(笑)。まぁ、前職の会社での私は、とんでもない社員だったかもしれないですけど、やはり若いころにまだ日本に入ってきていなかったルーフテントに出会い、「これは面白い」と私が思ったところを、会社で自由に任せてもらうことができたのが一番でしたね。

 

また、イタリアのAUTOHOME社も別の大きな貿易会社から「うちでやらないか」と声がかかったこともあったそうです。でも、当社は確かに小さな会社ですけど、20年以上の付き合いがあります。そこで後から来た大きな会社を選ばず、長年付き合いのある当社に卸してくれているAUTOHOME社にも感謝していますし、縁があったと思います。

 

ルーフトップと私には、こういった縁とビジネスの繋がりがあって、いまに至ります。日本での市場はまだまだである一方、最初に言った通り、他社製品も少しずつ出始めています。こういったなかでも、ルーフテントの本当に利便性、面白さを見失わず、ユーザーの方にお届けしていきたいと思っています。

終始、わかりやすく笑顔で解説してくれた飯田さん。ありがとうございました!

 

飯田さんのアツく、わかりやすい解説を聞いているうちにルーフテントがかなり欲しくなってくる筆者でした。これからの季節は特に重宝しそうなルーフテント、是非チェックしてみてください!

 

  1. 1
  2. 2