アウトドア
2018/5/30 18:00

今年こそ家族でキャンプ! アウトドアの達人が教える初心者が最初に用意すべきアイテム

梅雨が明ければもうすぐ夏。今年の夏こそ、家族と一緒に自然のなかでゆっくり過ごしてみたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、年間30泊以上アウトドアを楽しんでいるというアウトドアの達人・菅井志門さんに、これからアウトドアを始めたいと考えている初心者にオススメのアイテムを教えて頂きました。

 

【教えてくれたのはこの方】

菅井志門さん

野遊び好きな父親の影響でアウトドアにはまり、若いころから自転車・バイク旅行・登山などに没頭。いまでも年30泊はキャンプへ。モットーは、平日サラリーマン。土日野遊び。ブランドに縛られない実用的なモノ選び。

 

まずはレンタル品が充実したキャンプ場でお手軽キャンプを

菅井さんによれば、アウトドア初心者は、最初に道具を買いそろえるよりも、まずは一式レンタルしてみることがオススメとのこと。近年は、テントや寝袋などをレンタルできたり、水道やトイレが整備された施設もあったりするので、初めてのキャンプではそういったサービスを利用してみるといいでしょう。そこで必要なものを見極めたら、次回以降はちょっとずつ自分で揃えていくのも手です。ただし、クーラーボックスは借りられないので、最初に用意しましょう。

 

各メーカーが用意している“エントリーモデル”なら間違いなし

レンタルで感触を掴んだら、次にチェックしておきたいのがメーカー各社が展開するエントリーモデルです。エントリーモデルはこれからアウトドアを始める人をターゲットにしており、価格が手ごろで品質も高く、コストパフォーマンスが優れています。まずはエントリーモデルを中心に揃え、レベルアップするにつれて買い替えていくのがオススメ。

 

最初に買いたい5大アイテムはコレ

自分でアイテムを揃えていく場合、まず買い揃えたいアイテムは、「テント&マット」「タープ」「寝袋」「テーブル&チェア」「ランタン」の5つ。一度に購入しなくても、レンタルサービスを活用しながら買い集めていけばOKです。

 

【テント&マット】

テントを選ぶ際にまず考えたいのが、「何人で使うか」ということ。ゆったりと過ごすなら、実際の人数+1人くらい余裕を持った大きさを選ぶのがオススメです。また、設営方法や形状も大事なポイント。最近ではスタンダードなドーム型でも手軽なワンタッチタイプが登場したり、設営が簡単なモノポール型が人気となったりしています。

 

コールマン タフドーム/3025スタートパッケージ(グランドシート、インナーシート付き)

実売価格2万8780円

家族4~5人がゆったりと寝れる300cm幅のドーム型テント。地面からの湿気をシャットアウトするグランドシートと、凹凸を軽減するインナーシート付き。

 

スノーピーク アメニティドームM [5人用]

実売価格3万5046円

アメニティドームマットシートセット(SET-021)

実売価格1万8140円

設置しやすく、大人2人+子ども3人でゆったり快適に過ごすことができるドーム型テント。グランドシート・インナーシートは別売。

 

ロゴス Tepee ナバホ300セット(マット・グランドシート付き、モノポール型)

実売価格2万9800円

設営が容易で、SNS映えするデザインが人気のモノポール型テント。マット・グランドシートのほか、おしゃれなフラッグも付いています。

 

菅井さんのイチオシ!

ドッペルギャンガーアウトドア ワンタッチテント T5-23

実売価格1万2450円

傘を広げるようにワンタッチで設営できるドーム型テント。ポールの組み立てや解体が不要なので、女性でも簡単に設営できます。グランドシートやキャノピー用ポールは別売。

「日ごろお疲れなお父さんには、設営が簡単なワンタッチテントがオススメ。慣れないうちは大変なテント設営が、驚くほどすばやく行えます」(菅井)

 

【タープ】

タープとは、日差しや雨を防いでくれる大きな布のこと。テントの近くに設営すれば、暑い時期でも快適に過ごすことができます。

コールマン XPヘキサタープ/MDX

実売価格1万3680円

クロスポールで簡単設営できるヘキサタープ。クロスポールを広げるだけで、高さ調整が可能です。

 

ロゴス eos ドームFITヘキサ 4443-N

実売価格1万1340円

耐風性に優れたヘキサゴンタイプのタープ。張力のかかるコーナー部はすべて補強されているので、耐久性にも優れています。

 

菅井さんのイチオシ!

フィールドア ヘキサタープ Mサイズ

実売価格6912円

2本のポールで快適な日陰を作ることができるタープ。UVカットと耐水加工が施されているので炎天下や急な雨でも安心です。

「フィールドアのアイテムはお財布にやさしく初心者にオススメ」(菅井)

 

【寝袋】

夏場でも、高地であれば夜間の気温が低くなるので寝袋は用意しておきましょう。オススメはジッパーを開けば大きく広げられる封筒型。暑い時期は広げて掛け布団や敷布団として、肌寒い時期はすっぽり全身を覆える寝袋として使い分けることができます。

ロゴス ROSY 丸洗い寝袋・15(15度まで)

実売価格2980円

気温15度まで対応する夏場向けの封筒型寝袋。洗濯機で丸洗い可能で、汗をかきやすい時期でも清潔に使うことができます。

 

コールマン パフォーマーIII/C10(10度まで)

実売価格3468円

気温10度まで対応する夏場向け封筒型寝袋。便利なインナーポケット付きで、洗濯機で丸洗い可能。

 

【テーブル&チェア】

菅井さんによれば、テーブル&チェアは安いものを買うと後悔するアイテムNo1.とのこと。「アウトドアでは、イスに座っている時間が意外と長いので、一度レンタルで使ってみてから購入するのがオススメです。テーブルとチェアがセットになったものは便利ですが、アウトドアにはまった場合は買い替え対象になると思いますので、最初から別々に揃えていくのもいいでしょう」

 

菅井さんのイチオシ!

スノーピーク ワンアクションローテーブル竹

実売価格2万3220円

折りたたまれた天板を開くと脚部が現れるワンアクションセッティングのローテーブル。地上高40cm。

「天板に使われている竹の質感がよく、アウトドアの雰囲気を盛り上げてくれます」(菅井)

 

菅井さんのイチオシ!

ドッペルギャンガーアウトドア ハッピーテーブルセット TB5-111

実売価格8370円

コンパクトに収納できる折りたたみテーブルと、カラフルチェア4脚のセット。テーブルの高さは3段階に調節可能。

「簡易的な作りですが、サイドテーブルとしても使えるので、ちゃんとキャンプしたい! 新しいのを買いたい! となっても活躍の場がありそうですね。テーブル下のネットもちょっとした物を入れるのに便利で、わかってるなという感じがします」(菅井)

 

【ランタン】

アウトドアの照明として欠かせないランタンは省電力で長寿命なLEDタイプが主流。「LEDタイプは発熱も少ないので、お子さんが小さいなら安全を考えてすべてLEDタイプにすることをオススメします」(菅井)

 

<LEDタイプ>

スノーピーク たねほおずき

実売価格4104円

やわらかいシリコンシェードを備えた小型LEDライト。ロウソクの火のゆらぎを再現する機能も搭載しています。

 

菅井さんのイチオシ!

コールマン ランタン CPX6リバーシブルLEDランタン

実売価格3820円

暖かみのあるウォームLEDとフロスト加工のグローブによって目にやさしい明かりで周囲を照らすLEDランタン。IPX4相当の防水性能を備えています。

「テーブルに置いて使うだけでなく、逆さにして吊るせるのがイイですね」(菅井)

 

菅井さんのイチオシ!

Alpine DESIGN ペンダントライト 40(2個入り)

実売価格798円

昼光色LEDと赤色LEDを採用。3段階の調光機能付き。フック付きで色々な場所に取り付けられます。

「小さいのですが安くて優秀です。いくつか買っておけば色々と使えますよ」(菅井)

 

アウトドアの雰囲気を盛り上げるのは“火”

アウトドアの良さは、普段の生活とは異なる非日常の雰囲気を楽しめること。とくに、火を使うアイテムはアウトドアの雰囲気を盛り上げてくれます。そこでオススメしたいアイテムは、「ランタン」、「たき火台」、「燻製器」の3アイテム。ランタンはLEDライトを使ったものが最も手軽ですが、ガスや灯油を使い火の明るさを利用するランタンはLEDでは味わえないやわらかな雰囲気を演出してくれます。ただし、火をつかったランタンは屋外専用なので、テント内では使わないように注意して下さい。

 

【ランタン】
<ガス・灯油タイプ>

コールマン2500 ノーススター LPガスランタン

実売価格8380円

手軽に扱えるLPガスタイプのランタン。使用マントル:95型

「扱いににくいガス・灯油型ランタンのなかでも、比較的取り回しがよく、形状もザ・キャンプですので、お子さんも喜んでくれるかもしれません」(菅井)

 

菅井さんのイチオシ!

ハリケーンランタン フュアーハンド(灯油ランプ)

実売価格3310円

「実勢売価が3000~4000円と安くオススメです。光源は火そのものなので少し暗いですが、逆に味わい深さがありますよ」(菅井)

 

たき火台は、暖を取るだけでなくBBQセットしても利用できるのが便利。「キャンプ場は直火(地面に直接炭を設置して火を使うこと)が禁止されていることが多いので、たき火をするならたき火台を用意しましょう」(菅井)

【たき火台】

スノーピーク 焚火台Mスターターセット(炭床、ベースプレート付き)

実売価格2万1384円

焚火を始めるのに必要なアイテムが揃ったリーズナブルなセット。

 

菅井さんのイチオシ!

 

ユニフレーム ファイアスタンド2

実売価格6000円

ツーリングやバックパッキングにも携帯できる軽量490gのたき火台。メッシュの網目は0.96mmで、火が落ちることはほとんどありません。

「耐熱鋼メッシュは巻いてたためるので、非常にコンパクトに持ち運べますよ」(菅井)

 

【燻製器/スモーカー】

火で直接熱する「熱燻」に比べ、煙でゆっくり燻す「温燻」は手軽で安全なところがポイント。火を使わないので、段ボールでもOKです。スモークチップは色々な香りのものがありますので、素材によって使い分けるのもいいですね。チーズやゆで卵、ソーセージなど色々試してみて下さい。

SOTO燻家 スモークハウス

実売価格994円

ダンボール製の初心者向け燻製器。ミニスモークウッド(さくら)1個付き。

 

アウトドアグッズは年々進歩しており、初めての人でも手軽に楽しめるようになっています。今回紹介したアイテムを参考に、家族や友人と楽しいアウトドアライフに挑戦してみてはいかがですか?

 

協力:楽天市場