アウトドア
2018/12/5 20:12

初めての冬キャンプに絶対必要なアイテムとは?――防寒対策はシュラフだけじゃダメ、マットとの組み合わせで攻略せよ!

「冬こそがキャンプシーズン!」というベテランキャンパーは意外と多い。ハイシーズンは混みあっていた人気のキャンプ場でもゆったりと利用でき、特に太平洋側は北からの季節風を山が遮ってくれるので、夏よりも雨が少なく、冬キャンプの醍醐味でもある満点の星を堪能できるなどメリットは多い。とはいえ初心者にとって寒さ対策のハードルが高いのも事実。しかし、最低限3つのポイントを抑えれば冬キャンは攻略できるのだ。それでは冬キャンプの攻略法を解説しつつ、オススメアイテムを紹介していこう。

 

 

 

【最低限必要な3つのポイント】

暖かい服装/冬用シュラフ/テントマット

冬のキャンプで最も重要なのが防寒対策。まず、暖かい服装と保温力の高いシュラフ(寝袋)が必要なのはご存知だろうが、実はテントマットを効果的に組み合わせることが冬キャン攻略の大きなカギとなる。防寒対策とは、地面が熱を放射する「放射冷却」による「底冷え」をどれだけ遮断するかにあり、シュラフだけでは「底冷え」は防げないのだ。

 

家庭用の電化製品が使える電源付きサイトを利用できるなら、電気カーペットを使う方法もあり、その際のシュラフはスリーシーズン用でも大丈夫。だが、ここでは電源を使わない環境での防寒対策に限定。また、コットと呼ばれるアウトドア用の簡易ベッドを使えばマットの代わりになるが、今回はシュラフとマットの組み合わせを紹介する。

 

【冬用シュラフ(寝袋)】

シュラフは大きく分けて封筒型とマミー型の2タイプ。全身をすっぽり包み込み、ミノムシのように使用するマミー型の方が、若干の圧迫感はあるが保温力に優れている。また、中綿の素材は化学繊維と羽毛があり、同じ使用可能温度であれば羽毛の方が収納時もコンパクトになるがその分価格は高くなる。キャンプ場のある地域の最低気温を事前に確認し、シュラフの快適睡眠温度や快適使用温度が最低気温を下回っていること。快適使用温度が-10℃から-15℃のシュラフを選べば一般のキャンプ場では問題ないだろう。

 

[01]

コールマン(Coleman)

REALTREE XTRA

実売価格7620円

 

 

<注目ポイント>

・気温-17.8℃まで対応の本格派

・寝返りもうてるビッグサイズ

・ジッパーの咬み込みを防ぐZip Plowを採用

耐寒温度約-17.8℃の機能性、新開発の丈夫なポリエステル素材による耐久性も兼ね備えたマミー型スリーピングバッグ。83×208.3cmのビッグサイズで、足元もゆったりのボックスタイプなので、寝返りも楽にうててストレスも少ない。重量約2.5kg、収納サイズ約31×42cm。

 

[02]

ロゴス(LOGOS)

ウルトラコンパクトアリーバ・−15

実売価格2万2680円

<注目ポイント>

・-15℃対応の暖かさとコンパクトさを両立

・超極細ポリエルテル系繊維の中綿が高保湿&コンパクトを実現

・汚れにくく丸洗い可能な生地「モイスポリ」を使用

-15℃まで対応の暖かさとコンパクトを両立したマミー型シュラフ。適合胸囲は102cm。幅約80cmながら長さは210cm。極薄生地と極薄繊維によりコンパクトな収納を実現した。重量は約1.95kg。通常収納サイズは約27×40cmだが、圧縮ベルト使用で約29×34.5cmのコンパクト収納も可能。

 

[03]

ナンガ(NANGA)

オーロラライト600DX

実売価格5万544円

<注目ポイント>

・-18℃まで対応するフラッグシップモデル

・片寄りを抑えて放射量を軽減させる台形ボックスキルト構造

・ダウン量は600g、総重量は1.05kgとコンパクト

日本のアウトドア寝具メーカー「ナンガ」のフラッグシップモデル。サイズはショート(身長165cmまで)からロング(185cmまで)をラインナップ。効率的に保温する台形ボックスキルト構造で、-18℃まで対応する。ダウンの膨らみを示す数値はFP760、軽くコンパクトな収納が可能だ。

 

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