ライフスタイル
2019/4/20 19:15

イライラした時、甘いものは逆効果? 効果的なのは〇〇味!

「イライラする…! と感じた時に、板チョコ1枚食べちゃいました」

「仕事のストレスが溜まってて…帰りにコンビニスイーツを買って帰るのが楽しみです」

 

漢方相談ではストレスの状態や食生活の状況をヒアリングしますので、ストレスが溜まった時に甘いものをたくさん食べてしまう、暴飲暴食をしてしまうというお悩みはよく伺います。日々の生活の中でストレスを感じてしまうことは、誰しも起こりうること。ただ、イライラは、本人にとって辛いうえに周囲にも影響してしまうことがあり、

 

「イライラして周りに八つ当たりし、自己嫌悪になっています…」

 

など、感情のコントロールがうまく行かずに悩まれている方も相談にいらっしゃいます。

 

■イライラに効果的な味

イライラを予防するには、香りの良い、酸味のあるものを取り入れましょう。いちご、キウイ、柑橘系のグレープフルーツや、みかん、トマト、酢のものなど……、酸味をとることで肝の働きを高めることができます。

 

ただ、ストレスが重なり、うまく発散できない状態が続くと、

 

●甘いものが過剰に食べたい

●イライラが止まらない

●お腹がいっぱいになってもまだ食べたい

 

といった症状が出ることがあります。これは、中医学的な言葉を使って説明すると、「肝脾不和」という状態で、肝(中枢神経系・自律神経系・循環器系を司る)の気(体のエネルギー)を巡らせる働きが低下して、脾(消化器系)に負担がかかり、甘いものを欲している状態です。

 

この「肝脾不和」の状態にお勧めなのは、脾胃を労わる「優しい甘み」。甘味といったらチョコレートやケーキ、アイスクリームを思い浮かべる方も多いと思いますが、優しい甘みは、お米やかぼちゃ、お芋などの自然の甘みになります。脾胃の状態が弱っている時に、チョコやケーキなど糖質や脂質が高いものをたくさん摂ってしまうと、脾胃の働きが低下して気の流れが悪くなり、悪循環になるので注意しましょう。

 

そして、「肝脾不和」まで症状が進んでしまうと、酸味の取りすぎも胃腸の負担となり逆効果になるので、優しい甘みに切り替えましょう。

 

■無意識のうちにやっている「ある行為」にもご用心

イライラする時には、気を流そうとして無意識のうちに早食い、過食にもなりがちです。よく噛むことで、これらを防止し、脾胃を守ることにもつながるので、最近、なんだかイライラするな……と感じる時は、少し休息をとって、ゆっくりと食事を楽しんでみてください。

 

■まとめ

●イライラすることが増えていると感じたら「香りの良い酸味」を取り入れる

●無性に甘いものが食べたい時は、ストレスが胃腸に来ているサイン。チョコや、ケーキではなく、お米、かぼちゃ、お芋などの「優しい甘み」でいたわる

●早食い、過食傾向を感じたら、よく噛み、ゆっくり食事することを心がける

 

イライラすることで消耗して、体の不調に繋がらないように、日々の食事のなかでこれらを意識してみてくださいね。

 

【著者プロフィール】

薬剤師 住吉忍

薬剤師。1980年京都生まれ京都育ち。大阪薬科大(現大阪医科薬科)卒業、薬剤師・国際中医専門員。相談薬局で生まれ育ち、調剤薬局、漢方薬局勤務を経て、株式会社ウィメンズ漢方設立。自身も不妊の経験があり、漢方と西洋の治療を並行し妊娠に至る。自身の経験も活かし、現在、都内4件、神奈川1件の不妊治療専門クリニックの漢方相談外来を担当。漢方を使った妊活サポートに取り組んでいる。8歳の長男、4歳の長女の2児の母。

 

HP:https://womens-kampo.co.jp/

 

Twitter:https://twitter.com/womenskampo1

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