ライフスタイル
2016/6/10 19:16

「石原さとみの眉毛で日本経済の未来を予測できる」を“科学的”に検証する

ネットニュースサイト『ITmediaビジネスオンライン』によると、「最近、テレビCMや電車の車内広告などで、石原さとみを見るたび、彼女の眉がどんどん細くなってきているのが心配で心配でしょうがない」ヒトがいるらしい。

20160610cr01

このヒトは一体なにを心配しているのか? タネを明かせば、

 

「今や世の女性に与える影響がハンパではない石原さとみ(たしかに、その影響力の凄まじさは、昨今“なんちゃって石原さとみ”なる一般女性が激増していることからも見て取れる。詳しくは私が別サイトに寄稿した当コラムを読んでいただきたい)をはじめとする沢尻エリカや北川景子……のようなファッションリーダーの眉が細くなり、かつて“アムラー”と呼ばれる“なんちゃって安室奈美恵”女子が激増した“細眉ブーム”が再び到来すると、日本経済にはあまりよろしくない」

 

のだそう。では、なぜ「よろしくない」のかと言えば、女性のメイクと日本経済には不思議な因果関係があって、景気が良いと眉が太くなり、赤などの明るい色の口紅が流行し、逆に景気が悪いと眉が細くなる──つまり、「石原眉細化現象は不景気の予兆」だと、このヒトは心配しているのだ。

 

もちろん、この“因果関係”が科学的に説明のつく話じゃないことは、このヒトも認めている。あくまで、「第一次細眉ブーム」(1920年代)と「世界大恐慌や関東大震災」、「第二次細眉ブーム(=アムラーブーム)」(1990年代後半)と「バブル崩壊や阪神大震災」……といった“過去の統計”から弾き出された「比較的信ぴょう性のある迷信」にしか過ぎないのだが、こういう事例に「意地でも実質的な根拠を見いだしたくなる」のが、じつは私の負けず嫌いな一面だったりする。

 

……ってなわけで、そんな私が考えに考え抜いてたどりついた、こんな“説”はいかがだろう?

 

「人は不景気になったら家に引きこもることが多くなるので、自然と鏡に向かう時間も長くなる」

 

……となれば、はたしてどういった現象が起こるのか?

 

「鏡とにらめっこしながら自分の右眉・左眉を代わりばんこに見比べ、アシンメトリーな部分を発見すれば、“無駄な毛”を“抜く”ことによって左右対称を目指していく」

 

かくなる私も、仕事やデートの予定が目白押しでアクティブな毎日を過ごしているときは眉なんてほったらかしだが、いったん仕事もデートの予定もお金もない半ニート状態に陥ってしまえば、ついつい鏡を眺める時間も長くなり、そうすると眉の白髪が気になって気になって、毛抜きで執拗に除去を試みるは良い ものの、間違って黒い眉毛までを抜いてしまい(※眉のお手入れ慣れしていない50代男子にとって、毛抜きで一本の白髪をピンポイントで挟むのは、けっこうな難易度を要する)、そのいびつに禿げた部分を整えてから、さらには左右の眉の均等を保とうと反対の眉も脱毛し、いつの間にか(樽美酒を除く)ゴールデンボンバーのメンバーみたいなホスト眉になっていた……みたいな悲しい過去を持つ。

 

そう。こういった半永久的なイタチごっこを繰り返していくうちに、“ヒマ人”たちの眉はじわりじわりと削り取られ、結果として“細眉”が誕生してしまうのである。

 

どーです? わりと「科学的に説明がついている」と我ながら思うのだが……ダメですかw?

 

【著者プロフィール】

20160610cr01(2)

山田ゴメス

1962年大阪府生まれ B型 関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション、学年誌、音楽&美術評論、さらには漫画原作まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター&イラストレーター。『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版社)ほか、著書は覆面のものを含めると30冊を越える。ドイツのレーベル『99』からアシッドジャズCDをリリースした過去を持つミュージシャンでもあり、現在は『解決!ナイナイアンサー』のクセ者相談員の一人でもある。

山田ゴメスのオレの恋を笑うな!:http://nikkan-spa.jp/spa_comment_people/山田ゴメス

 

citrusのサイトはコチラ