ライフスタイル
2016/6/10 19:39

もう梅雨にイライラしなくて済む! とっておきの「考え方」テクニック

人間の心と天気(天候)とは密接に結び付いていますよね。晴れた日には気分が良く、雨の日やどんよりと曇った日は気が重くなりがちです。シアトルがある米ワシントン州は、雨や曇りの日が多いため、自殺者が多いと聞きます。ここまできたら深刻な問題ととらえざるを得ないでしょう。

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しかし、だからこそアンガーマネジメントによる対処が必要となってきます。本格的な梅雨のシーズンに突入する前に、梅雨のイライラから解放される考え方を取り上げてみたいと思います。

 

世の中は、コントロールできるもの(こと)とコントロールできないもの(こと)に分かれていることは、「渋滞」への対処法のときに書きましたが、まずはこの方法を利用してみましょう。自然は、コントロールできないものですよね。雨が降ったら濡れるしかないし、台風が来たら通り過ぎるのを待つしかありません。しかし、人間は勝手で、屋外でイベントをやろうとして雨で中止になったら、「何で雨が降るんだ!」と腹を立てます。雨がコントロールできないこととわかっていたら、コントロールできること、つまり、屋内でイベント準備をする、日程を変える、イベントの内容を変えるなど、いくらでも対処方法があるんです。そうすれば、不必要なイライラは生まれません。

 

梅雨は来ます。間違いなく雨が降ります。それはコントロールできません。わかっているのであれば、コントロールできること、たとえば、好きな音楽を聴いたり、映画を見たり、部屋の模様替えをしたりとか、雨が降ってもできることに集中すれば、今までと違った梅雨を過ごせるのではないでしょうか。

 

もうひとつあります。どうしても、「嫌な梅雨のシーズン」と言ってしまいます。ジメジメ、ジトジトで「嫌な」ことと決めつけ、そこからイライラが生じてきます。しかし、待ってください。目の前に起こる出来事に意味はありません。それに意味を付けるのは、あなた自身です。雨が降ることが嫌だと思う人がいれば、仕事(農業など)や環境によっては雨を喜ぶ人もいるはずです。必ずしも雨を「嫌だ」と決めつける必要はないのです。

 

雨を「嫌だ」と決めつけず、雨を許せるとっておきのテク二ックがあります。それは「ブレイクパターン」という技です。

 

 

■いつもの「パターン」をたまには変えてみよう!

 

たとえば、車で通勤していたとします。いつもの道を運転していると、突然、工事中の看板があり、「迂回せよ」と出ていました。「もう、会社に遅れちゃうじゃないか!」と頭に来ます。朝、いつものパン屋さんでお気に入りのパンを買おうとしたら、売り切れでした。「何でないのよ!」とイラッとする。この2つの怒りは不必要な怒りです。このような怒りやイライラを軽減させるのに最適なのが「ブレイクパターン」で、自分の中で意味もなくパターン化しているものからひとつだけを違うものに変えてもらいたいのです。

 

駅の改札口を右はじから出ている人は、ひとつ左隣の改札口から出てみるとか、ひとつ前の駅で降りて歩いてみるとか、右手でやっているのを左手でやってみるとか、コーヒーではなく紅茶を飲んでみるとか、何でもいいのです。

 

これは絶大な効果を発揮します。人間は自分の心の中で知らず知らずのうちにパターン化してるものが突然邪魔されてできなくなると、心が折れます。ショックです。イライラします。それが、この「ブレイクパターン」を使っていくと、予期しない出来事にも心が対応できるようになります。お気に入りのパンが売り切れていても、「アッ、これは違うパンを選べってことか」になるわけです。

 

雨に対してもそうです。「これは家で仕事をしろ、ということか」。突然の雨にも「そこの喫茶店で休め、ということかな」になるのです。そうすれば、不必要な怒りやイライラはなくなっていくことは間違いありません。

 

梅雨を受け入れてみる。雨に対する考え方を変えてみる。今年の梅雨をこれまでとはひと味違ったシーズンにするのはあなた自身なのです。

 

【著者プロフィール】

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瀬戸口 仁

1960年2月25日、東京生まれ。サンケイスポーツ新聞社でプロ野球を11年間担当。独立して1993年に渡米し、ニューヨークを拠点に13年間、メジャーリーグ、とくに日本人メジャーリーガーを取材。日本の新聞、雑誌、サイト、テレビ、ラジオに彼らの「今」をリポートした。2007年に帰国後、スポーツライターのかたわら、大学や専門学校で講師を務め、アメリカで出合ったアンガーマネジメントのファシリテーターとして全国を飛び回り、講演、セミナー等を行っている。著書に「宣言力」シリーズ(野球編、サッカー編、オリンピック編)、「最強の日本人のつくり方」などがある。

 

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