アウトドア
2019/10/9 20:00

アーバンリサーチが蓼科にキャンプ場を開業! アウトドアブーム最高潮のいまお洒落に楽しめる理想郷に行ってきた

アウトドア人気の高まりで、各地にキャンプ場が新規開業している昨今、非常に注目度の高い施設がオープンしました。なんと、アパレルを中心に手掛けるアーバンリサーチによるものです。様々な設備が整ったロッジ、キャビン(宿泊小屋)、テントサイトを中心に、魅力をお伝えしていきましょう。

 

↑場所は長野県・八ヶ岳のふもと。蓼科(たてしな)湖畔に隣接した、開放感満点のロケーションです

 

店舗やフェス運営の知見を生かした唯一無二のキャンプ場

名称は「TINY GARDEN 蓼科」。新宿からであればクルマや電車で約2時間半の場所にあり、標高は1250m。澄みきった空気と清らかな水、白樺の木々がリラックスなひとときにいざないます。

 

↑湖と森の間につくられていて、その敷地は4800坪と広大

 

「TINY GARDEN」と聞いて「知ってる!」と思ったら、それはアウトドアが好きな証拠でしょう。「アーバンリサーチ」は2013年から毎年「TINY GARDEN FESTIVAL」というキャンプイベントを開催しており、つまり今回はその常設版。店舗やフェスの運営で培った知見を生かし、これまでにないキャンプ場をつくったのです。

 

↑もともとあったキャンプ場を前オーナーから譲り受け、リノベーション。キャビンなど、以前の施設を生かして新装した部分もあります

 

見どころのひとつがロッジ。ここはチェックイン/アウトなどの受付をするだけでなく、カフェ、ショップ、レンタル、客室、温泉といった設備も整っています。

 

↑ロッジは温泉旅館をリノベーションした空間。外観からカフェのテラスが見え、2階は客室。地下には蓼科温泉の温浴施設があります

 

なかでも、ほかにはない特徴がショップ。バイヤーが選りすぐったハイセンスなアウトドアグッズなどのほか、なんと「TINY GARDEN 蓼科」開業に合わせて立ち上げた「EKAL」という新ブランドのファッションアイテムも販売されています。

 

↑そこはもはやアパレルのショップ。ちなみに「EKAL」は湖畔をテーマにしており、表記はLAKEの逆読み。ブランドを立ち上げてしまうとは、さすがアーバンリサーチ!

 

↑フードや雑貨のコーナーも。食品もプライベートレーベルの「DOORS GROCERY」をはじめ、ラインナップ豊富

 

 

ロッジもキャビンもお洒落で快適!温泉もあって癒される

ロッジ内のほかのセクションも紹介しましょう。カフェは、朝は高原野菜を使ったモーニングビュッフェを。夜は地元食材の魅力を引き出した、季節感あふれるコース料理を提供。ランチ営業もあり、そのなかの一皿をいただきました。同社は立川で「TINY GARDEN KITCHEN」を手掛けていることもあって、おいしさもピカイチです。

 

↑「チキンとトマトの南インド風カレー」(サラダ、ライス付き)。ランチはほかにサラダプレートや肉or魚をメインにした料理を用意し、ドリンク付きで1000~1500円を予定しているそう

 

ロッジの2階にある客室は2~4名用で、和(4部屋)洋(3部屋)からなる7タイプ、ひとり1万円~。「アーバンリサーチ」オリジナルの家具やアメニティが配置されたハイセンスな空間は、窓の向こうに広がる大自然とも相まって居心地抜群です。

 

↑小上がりが設けられた、2名用のラグジュアリーなコンフォートルーム。客室はすべてのサイズやデザインが異なり、思いおもいのひとときを満喫できます

 

地下は温泉仕様の贅沢な風呂。蓼科温泉は弱酸性のさらりとした湯質で、武田信玄の隠し湯としても知られています。宿泊者はテントでもロッジでも、オプションでこの温泉に浸れるというのもうれしい魅力です。

 

↑温泉は男女ともにグレーの石材と木目を生かした設計で、テラスが設けられているのもポイント

 

次に紹介するのはキャンプエリア。キャンプ場を取り囲むように24棟のシンプルなキャビンが立ち並び、それぞれが一棟貸しスタイル。こちらはレイアウトが3パターンあり、大人ひとり1667円~(キャビン エコタイプで素泊まりの場合)。自然との距離を楽しみなががら、家族や仲間との時間を過ごせます。

 

↑キャンプサイトの中央は、団体がキャンプファイヤーを組めるようになっています。白樺の森のなかに設えられたキャビンは、そばに小川が流れるロケーションで自然味も満点

 

↑共用のキッチン。キャビンと同じ屋根が設えられていて、両扉を開けると向こう側の景色が楽しめるようになっています

 

↑キャビンの内観例。このタイプは適度なプライベート環境が整えられた定員4名の「コンフォートB」で、入口からトンネルを抜けると部屋になっている、というサプライズ感がお見事

 

テントサイトはクルマを停められるオートサイトとフリーサイトの2種類で、大人ひとり1950円~。こだわりのギアを持ち込んで、好みのスタイルでキャンプをするならこれに限ります。

 

↑ガチでいくなら、やはりオートキャンプでしょう!

 

場内にはワークステーション棟やデッキが設えられたマルチスペースもあり、ワークショップやビジネス合宿など、多様な催しができるようになっています。聞けば、野外に大型スクリーンを設置して、大上映会を行うことも可能とか。

 

↑奥がワークステーション。2階建て家屋に屋根裏部屋がついた設計になっています。デッキは数か所にあり、イベントを行うなど自由自在

 

これからも少しずつ設備を充実させていくほか、アクティビティとしてヨガ、SUP、トレッキング、キャンプギアを制作するクラフト体験、地元の食文化に触れる体験ツアーなど、現地ならではのイベントを企画していくそう。ますます目が離せない同キャンプ場、秋冬キャンプを計画している人は、いますぐチェックを!

 

【SHOP DATA】

TINY GARDEN 蓼科 -Camp,Lodge&Cabins-

住所:長野県茅野市北山8606-1

アクセス:【車で】中央道「諏訪IC」もしくは「諏訪南IC」より約30分、【電車で】JR「茅野駅」よりバスで約30分「蓼科湖」下車後、徒歩4分/タクシーで約25分

チェックイン:15:00~18:00(テントサイトは13:00~18:00)

チェックアウト:10:00

ショップ営業時間:8:00~21:30

 

【URL】

http://www.urban-research.co.jp/special/tinygarden/

 

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