ライフスタイル
2019/10/29 21:50

トレンドよりストーリー性。モデルの“しばさき”こと柴田紗希の意外なファッション観

365日、毎日新しいコーディネートを見つける

モデルという職業として、私服を発信する上で伝えたいのは、「服が好きで、服を楽しんでます」ってこと。だから、同じコーディネートは絶対にしません。常に新しさや面白さを足してみて、365日違うコーディネートをしています。

↑「『JANTIQUES』で購入したレザーパンツは、サイズ感がぴったりの運命の一着。軽くて柔らかくて最高です」

 

最近、「やっとレザーのパンツが似合うかも」って思えるようになったんです。昔、このパンツを見ても、ピンとこなくて目に入ってなかったと思います。昔より今の方が着られる服の幅が広がって、新しい発見やワクワクが増えました。知れば知るほど、楽しくなる、そんな古着はこの先もずっと好きなものだと思います。

 

大人になっても、基本的に好きなものは変わらないです。古着が好きなこともそうだし、デニム、スウェット、レースとか、好きなアイテムも一緒。でも選ぶものは、ちょっとずつ変わってきていて、その中で自分らしい服装を追求しています。ヴィンテージやアンティークの服は値段が張ることも多いけど、1枚買ってそれを大切に着るっていう楽しみ方ができるようになってきました。

 

ファッションアイコンで、好きなのはオードリー・ヘップバーン。今の時代に見ても、自然体におしゃれだし、自分で可愛さを見つけている人。古着屋さんで、ヘップバーンが着てたら可愛いなって思うのを選ぶときもあります。

↑「王道だけど、ヘップバーンが好きです。今の時代に見ても、おしゃれに見えるのが不思議」

 

ヘップバーンは床に座って朝食を食べながら本を読むらしいんですけど、それを真似したりもしてます(笑)。髪型も真似して、自分で前髪を増やしたのは失敗しちゃった(笑)。

 

みんなにもファッションの楽しさを知ってもらいたい!

今、「Live shop!」のチャンネル「usum」で、韓国での買付けもしてるんです。韓国の買付って、みんなシンプルで今どきな同じようなもの買い付けてくるけど、それは嫌なんです。自分らしい、古着要素があるものを選んでいます。「古着でこれが売ってたら可愛いな」という目線で判断して、古着が好きな人でも着られる個性があるアイテムを探しています。売れる、売れないじゃなくて、みんなにも新しいファッションにチャレンジして欲しいって想いで選ぶことも多いですね。

 

もっとたくさんの人におしゃれの楽しさを知って欲しい。例えば、バッグにスカーフを巻くだけでもいつもと変わるし、そんな簡単なことでも楽しめるから。今のトレンドの洋服って古着を元にデザインされているものも多いし、トレンドを取り入れながらもみんなも古着が楽しめるって思うんです。

↑「『ANGIE LA LA』で買ったヴィンテージのトップスは、模様やデザインが見かけないもの。本当に古いものなんだろうなって思います」

 

ファッションは、今の自分をちゃんと作ってくれたすごく大切なもの。この先も、自分だけのファッションを貫いていたい。でも、みんなの参考にもなるように、みんながやっても可愛いだろうなって思うものを考えながら服を着ていきたいです。

 

【プロフィール】

モデル / 柴田紗希

“しばさき”の愛称で幅広い年齢層の女性から親しまれる愛知県出身のモデル。ファッションモデルとして人気女性ファッション誌「mer」で12ヶ月連続表紙を飾る。ヴィンテージアイテムに詳しく、自身がプロデュースする配信番組「usum」で自らセレクトした洋服とヴィンテージアイテムの販売も行なっている。

 

GetNaviがプロデュースするライフスタイルウェブマガジン「@Living」

 

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