ライフスタイル
2021/4/23 18:45

スーパーコンピュータ「富岳」の研究成果を活用・開発した「飲食用フェイスシールド」とは!

実際に装着し、試飲・試食してみた!

ーー確かにこれまでになかった画期的なフェイスシールドですが、構造がやや複雑で、嵩張るような気もしなくもないです。実際に使わせていただいても良いでしょうか。

 

武井 もちろんです。ぜひ装着して試してみてください。

↑「飲食用フェイスシールド」を装着。口を覆っているお椀型シールドを、ワンタッチで開きます

 

↑飲料を飲んでみました。お椀型シールドは顔の左にありますが、偏った重さを感じることはありません

 

↑続いて食べ物を食べてみます。こちらも全く違和感なしでした

 

ーー正直、見た目はゴツく映りましたが、お椀型シールドの可変もワンタッチでできますし、扱いやすいように思いました。

 

武井 そうですね。重さも約36gと軽いですし、ずっとつけているとそれほど気にならなくなると思いますよ。私も飲食時に使用していますが、非常に扱いやすい仕上がりになったと思っています。

 

ーー実際に使われた方からの反響はいかがですか?

 

武井 コロナ禍においても「どうしても会食をしなければいけない」「出先で外食しないといけない」といった場面はあると思います。が、そういった際に使われた方々からは非常に好評を得ています。

 

それまでのフェイスシールドやマスクは、外す際の動作が大変でした。しかし、この飲食用フェイスシールドなら、ワンタッチの最低限の動作で開閉できますので、この「扱いやすさ」が評価いただけたポイントだと思います。

 

大きな飛沫への対策はマスクやこのフェイスシールドなどでとっていただき、一方で小さな飛沫への対策は換気など併せて対策をとっていただくことが有効です。手洗いなどと合わせ、感染対策をしっかりと取ったうえでご利用いただけますと幸いです。

 

意外と忘れていた改善すべき点も!?

ーー飲食用フェイスシールドは凸版印刷での販売以外に、設計情報もオープンにしていますが、どのような理由からなのでしょうか。

 

武井 冒頭の話にも戻りますが、「飲食業界の一助になる」がもともとの開発の主旨でしたので、自社だけで抱え込むのではなく、設計情報をオープンにし、より広まっていくことを願ってのことです。

↑オープンになっている設計情報の一部。設計情報は今後も公開し続けるとのことです

 

武井 飲食用フェイスシールドを設計情報通りに作るためには3Dプリンタなどがないとできないと思います。しかし我々だけでなく、様々な方々がこの飲食用フェイスシールドを作り、多くの人に広まっていくと良いなと考えています。

 

ーー今後、飲食用フェイスシールドをさらにブラッシュアップさせていく予定はありますか?

 

武井 具体的には決まっていないですが、皆様からのご要望があれば今後はさらなる改善版の開発も検討していきたいと思っています。現状でもすごく使いやすい飲食用フェイスシールドなのですが、改善点を1点挙げるならば、形状に工夫の余地があると思っています。

 

ーーどんなことでしょうか。

 

武井 右利き用しかないんですよ。お椀型のシールドが左方向に可動しますので、左利きの方には少し扱いづらくなります。「左利き用も作ってほしい」という声をすでにいただいておりますので、今後の参考にさせていただきたいと思います。

↑実に有意義な開発を行った凸版印刷。今後の動向にも要注目です

 

感染防止の観点から考えれば、飲食時には、それまでつけていたマスクを外す際も慎重に行うべきですし、そのマスクも外側の表面に指先が触れたりしないよう、あるいは別の何かに触れさせないよう注意をはらうべきです。この飲食用フェイスシールド、持ち運ぶ際はそのまま、または分解するとのこと。相応の手間はかかりますが、昨今問題になっている会食の際には必須のアイテム。機会がありましたらぜひお試しください!

 

撮影/黒飛光樹

 

 

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