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2016/10/9 17:22

「達成感」がキモ! 本田圭佑も実践する怒りのマネジメント術とは

「達成感」を持つことは、とても重要です。とくにアスリートにとっては、明日に向かうためのこれ以上ない“推進力”になるからです。

 

では、どのようなやり方で「達成感」を得てきたのでしょうか? サッカーの本田圭佑選手、中村俊輔選手がそのやり方を教えてくれます。彼らはノートに「その日、やらなければいけないこと」を書き、それを実行したら「済み」の意味でチェックをしていきました。実際、やってみるとわかりますが、チェックをすると「成し遂げた」と実感できます。これが「達成感」です。

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決して難しいことにチャレンジするわけでもなく、その日、やらなければいけないことを「課題」として掲げ、毎日、コツコツとこなしていくだけ。これは同時に「先延ばし」しない方法でもあるため、毎日の充実感にも結びつくのです。

 

アンガーマネジメントにも、今まで味わったことのない「達成感」を得ることができるテクニックがあります。それは、「24時間アクトカーム」という技です。

 

私が初めて読んだアンガーマネジメントの本には、「24時間アクトカームをやると、人生が変わりますよ」と書いてありました。「よし、人生を変えてやろう!」とトライしてみました。ところが、それはそれは大変でした。まだ何のテクニックも知らなかった私が、「とにかく24時間、怒ったり、イライラしたりしないでください」という難題にトライしたのです。しかも、忙しい日でなければいけないという制約つき。必死に何とかやり遂げました。すると、不思議な「達成感」を持てたのです。「できないと思っていたけど、自分でも怒りをコントロールできるんだ」と初めてアンガーマネジメントを実感することができ、それが「達成感」につながりました。

 

この「24時間アクトカーム」は、怒りの体質を改善するテクニックなのですが、そもそもアンガーマネジメントは怒りを否定しているわけではありません。怒りは持っていて当然の感情なので、怒るな、という方が無理なのです。実践方法はいたってシンプル。怒りやイライラを感じたとき、それを表情や言葉に出すといった「行為」にしないことです。そうすれば、怒ったうちに入らないというわけです。しかも、最初から24時間にせず、6時間、12時間と時間を延ばす方法を取っても効果は同じですから、トライしやすいのではないでしょうか。

 

多くのアスリートが、こうして毎日の課題をノートに書き、取り組んでいることからも、これが成功をつかむ「基本」になっているといえるのではないでしょうか。「達成感」を得て、それを推進力とする「24時間アクトカーム」は、アンガーマネジメントの「基本」「出発点」でもあります。

 

“人生を変えたい”と願うならば、トライする価値があるテクニックといえるでしょう。

 

【著者プロフィール】

瀬戸口仁

1960年2月25日、東京生まれ。サンケイスポーツ新聞社でプロ野球を11年間担当。独立して1993年に渡米し、ニューヨークを拠点に13年間、メジャーリーグ、とくに日本人メジャーリーガーを取材。日本の新聞、雑誌、サイト、テレビ、ラジオに彼らの「今」をリポートした。2007年に帰国後、スポーツライターのかたわら、大学や専門学校で講師を務め、アメリカで出合ったアンガーマネジメントのファシリテーターとして全国を飛び回り、講演、セミナー等を行っている。著書に「宣言力」シリーズ(野球編、サッカー編、オリンピック編)、「最強の日本人のつくり方」などがある。