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2016/12/4 19:00

デキる上司か否かは「叱り方」でバレる? 人間関係をスムーズにする「正しい叱り方」

アンガーマネジメントに「正しい叱り方」というものがあります。「間違った叱り方」の裏返しですが、「叱り方」で悩んでいる人にとっては、とても重宝です。電通の上司も、「体験修行」を指導したお寺の住職も、もし「正しい叱り方」を知っていれば…と思わざるを得ません。職場や家庭で参考にしてもらえれば、スムーズで良好な人間関係の構築に役立つことでしょう。

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格言のようで恐縮ですが、以下のフレーズで覚えてください。「かりてきたねこで」で叱れ、です。

 

か → 感情的にならず

り → 理由を付けて

て → 手短かに

き → キャラクターに触れず

た → 他人と比較せず

ね → 根に持たず

こ → 個別に
「か」の感情的というのは、機嫌と同じです。その時、その時の感情の違いで叱られては、叱られる方は迷うばかりです。

「り」は当たり前ですが、理由を言わなければ、なぜ叱られているのかがわからない人が多いものです。

「て」の手短かには、ダラダラと叱らないことです。ダラダラと長ければ、「何で」叱られているのかがわからなくなります。

「き」のキャラクターは今、最も気を付けなければなりません。太っている、痩せている、背が高い、低いなど体の特徴から性格に至るまでのキャラクターに触れることで、ハラスメントになります。最大限に気を遣うべきことです。

「た」の他人と比較せずは、比較されることが叱られ方としては一番傷付くことかもしれません。

「ね」の根に持たずは、当然のことですが、もう終わったことと思っている過去をグジグジとほじくられることこそ嫌なもので、それはやめましょう。

 

最も重要なのは、「こ」の個別に、です。みんなの前で褒められると、褒められた人は嬉しいでしょうが、褒められていない人は面白くありません。みんなの前で叱られると、叱られた人間はプライドもありますから心が折れます。そうなると、もう言うことを聞いてくれなくなります。

 

「叱る」とは、確かに難しいことです。しかし、やり方があります。「かりてきたねこ」を意識して、叱ってみてください。これをいい上司の条件にしてもらいたいです。

 

【著者プロフィール】

瀬戸口仁

1960年2月25日、東京生まれ。サンケイスポーツ新聞社でプロ野球を11年間担当。独立して1993年に渡米し、ニューヨークを拠点に13年間、メジャーリーグ、とくに日本人メジャーリーガーを取材。日本の新聞、雑誌、サイト、テレビ、ラジオに彼らの「今」をリポートした。2007年に帰国後、スポーツライターのかたわら、大学や専門学校で講師を務め、アメリカで出合ったアンガーマネジメントのファシリテーターとして全国を飛び回り、講演、セミナー等を行っている。著書に「宣言力」シリーズ(野球編、サッカー編、オリンピック編)、「最強の日本人のつくり方」などがある。