アウトドア
2019/4/3 19:30

“秘密基地”が意外と簡単に! 増税前に建てるべき「小屋」11選

【その7】 隈研吾氏とスノーピークがコラボした旅する建築

スノーピーク

モバイルハウス-住箱-

432万円

隈研吾氏がデザインした木製のトレーラーハウス。外装はひのき合板の貼り合わせで、ビス穴の見えない美しい仕上がり。デザインがシンプルだから、外の風景が主役に見えます。建築ではなく、車体のため、固定資産税や建築申請は不要。DIYキットなし。

↑内と外をつなぐ役割を持つ大窓や、小窓、出入り口のドアを木のパネルで閉じてしまえば、全体がシンプルな箱に見える設計です

 

↑木のパネルを組み合わせたようなデザインは、トレーラーハウスであることを感じさせません。高さの異なる窓が2つあり、パネルを外に飛び出させるように開けると、パネルが縁側や屋外テーブルの役割を果たします

Data

●床面積: 約14.84㎡

●サイズ: 間口2435㎜×奥行6095㎜×高さ3147㎜

●構造: トレーラーハウス形式

 

【その8】 カナダ製の木材を贅沢に使い、木のぬくもりを感じる趣味空間

ジェイスタイルガレージ

シダーガレージ

104万7600円〜

カナダ製の材料を日本で加工した木造キットガレージ。外壁には香りが良く、水に強くて腐りにくいレッドシダーの無垢材を使っています。車1台用から4台用まで、豊富なデザインを取り揃えます。幅や奥行きを変える、屋根を片流れにするなど、カスタマイズも可能です。DIYキットあり。施工依頼可。

↑1坪約23万円から建てられるバイク用ガレージ「ランチャー」もラインナップ

Data

●床面積: 約9.29㎡

●サイズ: 間口3048㎜×奥行3048㎜×高さ3303㎜

●構造: 2×4工法

 

【その9】 使い勝手の良いウッドデッキ付き! ナチュラル仕立てで経年変化も楽しめる

グリーンベル

スタイル01

53万2900円

「自然の風合いに合う・とけ込む・使い込むほどに味が出る」がコンセプト。使うほどになじむナチュラルテイストが人気です。庭をおしゃれに演出するのにオススメ。オプションで内壁と床を板張りするとより使いやすくなります。DIYキットあり。施工依頼可。

↑デッキ部分は約3.2㎡(1坪)あり、ちょっとした作業スペースや物置として活用できます。角窓とドアの小窓、アイアン格子はオプションです

 

↑基本キットは無塗装のまま。塗装せずに経年変化を楽しむのもアリだが、クリアのペンキでコーティングしておくとより長持ちします。荒面仕上げの外壁が、無垢材本来の風合いを引き立たてます

Data

●床面積: 9.9㎡

●サイズ: 間口3640㎜×奥行2708㎜×高さ2811㎜

●構造: 2×4工法

 

【その10】 緩やかなスロープを備えた子どもたちの遊び場をDIY!

ドゥーパ!

キッズハウス資材セット

17万7840円

欧米でポピュラーなキッズハウス用の資材セット。出入り口はひとつで、窓は3つ。ドアはありません。突起をつけた緩やかなスロープを備えています。資材はプレカットされていないから、自分でカットして組み立てます。屋根は3色から選べます。DIYキットあり。施工依頼不可。

Data

●床面積: 2.2㎡(小屋本体)

●サイズ: 間口1100㎜×奥行2200㎜×高さ2000㎜(小屋本体)

●構造: 2×4工法(小屋本体)

 

【その11】 子どもと一緒に作るのも楽しいおしゃれでかわいいウッドガレージ

ミスターレジデンス

ウッドガレージ

約64万円

駐輪場としてだけでなく、シーズンオフ用品の物置、DIYスペースなど、様々な用途に使えるガレージ。モノの出し入れがしやすい観音開きのトビラを備えます。2つの小窓の下には、取り外し可能な小物入れが付属。鉢植えを入れて植物を飾る人も多い。DIYキットあり。施工依頼可。

↑追加費用約8万4000円で塗装(2度塗り分)に必要な道具も揃います。子どもとチャレンジするのもオススメです。基礎工事で1日、組み立てに2日、塗装に2日が工期のおおよその目安

Data

●床面積: 8.6㎡

●サイズ: 間口1500㎜×幅3658㎜〜×奥行2362㎜×高さ2600㎜

●構造: 2×4工法

 

小屋を建てるときのCHECK POINT

【POINT1】 小屋の建て方は3パターンある

小屋を建てる方法は、大きく3つ。メーカーに施工まで依頼する方法と、DIYキットを購入し自作する方法、資材の調達やカットも含め全工程を自分で行う方法です。DIY初心者でも、キットを使えばさほど苦労せずに作ることができます。

 

【POINT2】 サイズは延べ床面積10㎡を基準に選ぶのがオススメ

建築確認申請が必要かどうかを決める基準のひとつが小屋の延べ床面積です。10㎡未満であれば、基本的に申請は不要(一部例外あり/※)。生活空間や車庫にするなら10㎡以上ほしいが、自転車やバイク用ガレージなら10㎡未満でも十分です。

 

【POINT3】 近隣住民への配慮を忘れずに

小屋を建てられるとなった場合に、忘れがちなのが近隣への配慮です。よくある例が、隣家の日当たりや風通しを阻害してしまうこと。小屋を建てると決めたら、事前にきちんと話しておくと、後々トラブルになるのを避けられます。

 

※:小屋を建てる土地が防火地域・準防火地域に指定されている場合などは申請が必要。詳しくは各メーカーまたは市区町村の都市計画課などで確認

 

●本稿で紹介している商品価格は小屋本体価格のみです(一部商品は施工費込み)。施工を依頼する場合は施工費や塗装費など別途費用がかかります。また、小屋キットを購入する場合の送料も含みません

●メーカーにより施工可能な地域は異なります

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