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2016/10/31 22:52

いつも同じ写真は卒業! プロが教えるデジカメ撮影の基礎テクニック3選

せっかくデジタル一眼カメラを買ったのに、子どもを撮っても花を撮っても、いつも似たような写真になってしまう……。そんな経験がある人も多いのではないでしょうか。今回は、デジタル一眼初心者や、これからカメラの購入を考えている方に役立つデジタルカメラの撮影のコツを、プロのカメラマンが解説します。

 

【私が解説します!】

カメラマン 河野鉄平さん/吉住志穂さん

 

1.構図パターンを使って単調さから抜け出そう

子どものかわいらしい表情だけに意識を向けていると、顔のアップばかり撮ってしまいがちです。また、背景に気を配る余裕がないこともあるでしょう。

 

いつも似たような写真ばかりで画面構成も散漫……。そんな悩みを解決するコツは、構図を意識して撮ることです。そうすれば写真に変化がつき、後から見返すのがきっと楽しくなるハズ。まずは、子どもの魅力を引き出す構図パターンを覚えましょう。(河野さん)

 

日の丸構図

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画面の真ん中に主題を配置する構図パターンは、ストレートに子どもの表情や存在感を表現できる。背景が煩雑な場面でも有効だ。ただし、シンプルすぎてワンパターンな表現になりやすいので注意したい。ここぞ! という場面で使おう。

 

3分割構図

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空間や背景を絡めながら子どもを撮りたい場面で効果的。子どもの頭を交点に配置すると、バランスの取れた構図を作りやすい。空間を生かしながらバストアップや全身を撮影したいときにも有効。

 

点構図

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俯瞰的な視点で被写体を小さく扱う構図パターン。その場の雰囲気を取り込みながら撮影でき、スケール感を表現しやすい。自然風景の中で子どもを撮るときなどに使ってみよう。

 

斜め構図

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動きや躍動感を表現したいときや、背景がシンプルでアクセントがほしいときに利用したい。画面の中のラインを傾けるのがポイントだが、傾けすぎると違和感が生じるので、ほどほどに。

 

曲線構図

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画面内の曲線に注目した構図パターンで、やわらかい空気感を演出しやすい。顔や頭、髪の毛のラインなど丸みを帯びた曲線で構図を作る。アップで優しい表情をとらえたいときに使うのがおすすめ。

 

2.光の向きを意識してみよう

肌の質感や陰影の描写は、光の向きによって印象が大きく変わります。そのため、明るく撮りたい子どものポートレートでは、光の選び方が重要なポイントになります。

 

注意したいのは、晴れた日の順光です。正面から強い光を受けると肌の質感を表現しにくいもの。程よい陰影で立体感が出せるサイド光や、ソフトな光になる逆光を利用するのがおすすめです。また、日陰や曇天時のフラットな光線は扱いやすいので、子ども撮影には向いています。室内ではレースのカーテンを引くと、光が和らぎ人肌をなめらかに表現できます。(河野さん)

 

順光

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正面から当たる光は色の濃度が上がってメリハリのある仕上がりになるが、肌が白トビしやすく、質感を出すのが難しい。眩しそうな表情になるのも注意が必要だ。

 

逆光

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背後から回り込むやわらかい光で撮ると、子どもの肌を滑らかに描写できる。撮影時のポイントはプラス補正すること。顔が暗く写りやすいので、補正して撮ろう。

 

サイド光

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横から当たる光は、ポートレートでは最も扱いやすい。被写体の凹凸に合わせて陰影がつくので、立体感のある描写になる。どんな場面でも利用できるのが魅力だ。

 

3.レンズを使い分けてみよう

ポートレートや花などを撮る際、レンズの焦点距離によって印象は変わります。広角レンズの特徴は遠近感が出ること。手前の被写体が大きく、奥のものが小さく見えるので、手前の被写体が迫るように写ります。(吉住さん)

SONY DSC
広角・36ミリ

 

一方、望遠レンズは遠近感が弱まり、手前と奥の被写体の大きさの差が少なくなることで密集感が出ます。単にアップで撮るから望遠、広く写すから広角ではなく、背景を考慮してレンズを選ぶのがポイントです。(吉住さん)

SONY DSC
望遠・150ミリ

 

4.“簡易流し撮り”で決定的瞬間を狙ってみる

被写体以外の周囲が動いて見える“流し撮り”はシャッター速度がキモ。一眼レフにはシャッター速度を自分で決めるシャッター優先AEモードが搭載されているので、例えば1/60秒に設定します。被写体の動きを追うように撮れば“簡易流し撮り”の完成。被写体が止まり、背景が流れて躍動感たっぷりに写せます。

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お手軽デジタル一眼カメラ5選

ここでは、初心者にも使いやすいゲットナビ編集部おすすめのデジタル一眼カメラを紹介します。

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ニコン
D5500
実売価格6万5000円前後(ボディのみ)

タッチ操作対応のバリアングル液晶を搭載し、ライブビュー撮影も快適。Wi-Fiでスマホと連携して画像閲覧や取り込みにも対応しています。約470gと一眼レフとしては軽量ながら高機能で、多くのシーンに対応できるのが魅力。

 

【SPEC】
2416万画素
撮像素子:APS-C型
ISO:100-25600
連写:約5コマ/秒

 

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キヤノン
EOS Kiss X8i
実売価格8万円前後(ボディのみ)

入門機ながら中級機並みの機能を持つデジタル一眼レフカメラ。バリアングル液晶やタッチフォーカス採用など、ライブビュー撮影も自在。約555gのボディ重量で軽快に撮影が楽しめ、画像はWi-Fi経由でスマホに取り込めます。

 

【SPEC】
2420万画素
撮像素子:APS-C型
ISO:100-12800
連写:約5コマ/秒

 

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パナソニック
LUMIX GX7 MarkII
実売価格8万円前後(ボディのみ)

解像感の高い描写を実現するため、ローパスフィルターを取り除き、新ヴィーナスエンジンを搭載することで、解像感の高い細部まで忠実な描写を実現。5軸ボディ内手ブレ補正と2軸レンズ内手ブレ補正の組み合わせによる新開発の手ブレ補正システム「Dual I.S.」を搭載し、手ブレを強力に補正。歩きながらの動画撮影なども快適に行えます。

 

【SPEC】
1600万画素
撮像素子:4/3型
ISO:100-25600
連写:約8コマ/秒

 

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ソニー
α6300
実売価格13万1000円前後(ボディのみ)

小型ボディながら、見やすいEVFやチルト液晶を採用。動画撮影にも強く、高画質な4K動画が撮影できます。像面位相差AF425点、コントラストAF169点の測距点を画面に配置し、被写体の位置を問わず素早くピントを合わせられます。

 

【SPEC】
2420万画素
撮像素子:APS-C型
ISO:100-25600
連写:約11コマ/秒

 

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富士フイルム
X-Pro2
実売価格18万7000円前後

ミラーレス一眼ですがEVFとOVFを切り替えられ、複合した使用もできるという独自機能「エレクトロニックレンジファインダー」を持ちます。X-Trans CMOS・センサーは解像感に優れ、フィルムシミュレーションで好ましい色合いを選択可能です。

 

【SPEC】
2430万画素
撮像素子:APS-C型
ISO:100-51200
連写:約8コマ/秒

 

お気に入りのカメラを見つけたら、プロが教える撮影テクニックをマスターして、見返すのが楽しくなるような写真を撮ってみましょう。

 

協力:楽天市場