雑貨・日用品
キッチン用品
2018/1/7 16:00

【日用品大賞】毎日の調理を助ける「最高のピーラー」はどれ? プロが使ってベストバイを決めてみた

キッチン用品は比較的安価なものが多いですが、商品ごとの実力差は決して少なくありません。ここでは、料理の一連の工程に沿う形で、ピーラーを取り上げました。比較により、自分で使っても良し、プレゼントしても良しの逸品を、3項目各5点満点で紹介していきます。

 

【テストした人】

家事研究家 高橋ゆきさん

家事代行会社ベアーズ副社長。「楽ラクキレイに」がモットーで、キッチン用品は使い勝手を重視する。

 

 

一言で、キッチン用品と言ってもその種類は膨大。特に「作る」 道具と「洗う」道具では、その性格が大きく異なってきます。

 

「キッチン用品で大切なのは、 日々の作業をどれだけラクにして くれるかというところ。そのうえで、長持ちしてくれることや、メ ンテナンスの手間が少ないといった部分が問われます」(高橋さん)

 

料理をする際に避け得ない皮剥きを手軽にしてくれるピーラーでは、その操作性や安全性を中心にチェック。その快適さや使い勝手の良さを実感して、家事のストレスを少しでも軽減してください。

 

【エントリーNo.01】貝印 SELECT 100 T型ピーラー DH-3000

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使いやすさを追求した斜め刃のステンレスピーラー。50mmというワイドな刃幅で、スライスなどにも使えます。左側面にU字型の芽取りも備えます。実売価格1030円。

【切れ味】5点

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当てるだけでほとんど力を入れなくても、皮がスッと剥けます。圧倒的な切れ味でした。

【追従性】5点

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ガイド部分についたわずかな波型の効果で、皮づまりがほとんどありません。快適そのものです。

【握りやすさ】4.5点

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部分的に絞られた波型の持ち手。確かに滑りにくいが、フィットしないとやや持ちにくいです。

 

 

【エントリーNo.02】京セラ セラミック斜めピーラーCP-NA09

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摩耗が少なく、錆びることがないファインセラミック刃を用いたピーラー。野菜やフルーツに金気を移さずに皮剥きができます。実売価格584円。

【切れ味】4点

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刃を斜めに配置していることもあり、切れ味は十分。ただし、引き際に少し硬さを感じました。

【追従性】4点

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素材の硬さゆえか、皮が途中でちぎれやすい。何度も刃を当て直すことになるのがやや面倒です。

【握りやすさ】4点

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APS樹脂を用いた幅広の持ち手。滑りやすいといったことはなく、及第点という印象。

 

 

【エントリーNo.03】OXO ソフトスキンピーラー

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珍しい縦型ピーラー。トマトやナスなどの薄皮を剥くのに最適なギザギザの細かい刃を備えます。通常の直刃のピーラーもラインナップします。実売価格1080円。

【切れ味】4.5点

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縦型ゆえにナイフを使うような感覚でスルっと剥けます。切れ味に不満はなく、スムーズ。

【追従性】4.5点

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ナイフ感覚で、丸みを帯びたものも一気に剥きやすいです。ギザギザ刃はやや皮離れが悪いです。

【握りやすさ】5点

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柔らかい樹脂を使用した太い持ち手。指がかかる部分はヒダ状で、非常に安定感があります。

 

【ピーラー大賞】貝印 SELECT 100 T型ピーラー DH-3000

総評 力の要らない貝印なら皮剥きを楽しめる

いずれも使い勝手に定評のあるピーラー3モデルだけあって、皮を剥くという機能自体はどれも十分なレベル。そのうえで、貝印のDH-3000は「剥くときの気持ち良さ」で群を抜いていました。「もっとも少ない力で皮を剥けるので、日々の作業をラクにするという意味でも大賞にふさわしいと思います」(高橋さん)