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2018/10/13 8:00

銀杏、栃の実、ドングリ、松の実… 実は意外にあった“食べられる木の実”

例年にないほどの暑さだった夏が終わり、秋を迎えた里山や郊外の木々が色づき始めている。足元には木の実が転がり野生動物たちの大切な食料にもなるが、実はヒトにとっても栄養価がある木の実は多い。そこで今回は“食べられる木の実”を紹介していこう。

※画像はイメージです

 

実りの秋到来!“食べられる木の実”とは?

秋に実をつけ食用になる木の実の代表格といえば、“銀杏(ギンナン)”が真っ先に挙げられる。銀杏の生産と販売を行っている「銀杏本舗」の公式サイトによると、イチョウの葉や実にはエネルギー効率のよい炭水化物やアミノ酸、鉄分などが豊富に含まれているという。

 

熟すと異様な臭いを放つ銀杏だがその栄養価は高く、含有成分のひとつであるカリウムには動脈硬化や高血圧症の緩和作用が。さらにナトリウムの排せつを促す効果のほか、漢方的な役割として頻尿・夜尿症の改善にも期待できる。ただし銀杏はアルカロイド成分を含むため、食べ過ぎは禁物。嘔吐や過呼吸を起こすことがあるため、一度に食べる量としては子どもで5粒程度、大人で10粒までと勧められていた。

 

栃の木になる“栃の実”も秋の味覚として有名で、栃餅や栃の実煎餅など調理の幅も広い。「とちもち本舗 大福城」の公式サイトでは、栃の実について詳細を紹介。栃の実とはそもそも“果皮”に包まれた種子のことで、その見た目は栗と似ているるものの味には大きな違いが。栃の実はあくが強いため茹でてもすぐ食べることはできず、あく抜きをしないと渋み・苦みで舌がピリピリしてしまうそう。食用としてはひと手間かかる食材だが、栃の実の食文化は縄文時代にまでさかのぼり、長い歴史の上に成り立っている。

 

「まつぼっくり」にも食べられる部分があった!?

食べられる木の実は足元にも転がっていて、例えば公園などで子どもが拾って遊ぶことが多い“ドングリ”もそのひとつ。「無印良品」が展開している「くらしの良品研究所」によると、ドングリとはブナ科コナラ属のクヌギ・カシ・ナラなどの実の総称。いまではドングリを食用とする文化は少なくなったが、岩手県では「しだみ団子」「しだみ餅」など郷土料理として親しまれている。

 

松の木に実る“まつぼっくり(まつかさ)”も、実は食用として利用できる部分が。まつぼっくりの固い殻に覆われた“松の実”が食用部にあたり、中国銘菓「月餅」の餡にも入っている。“食べられる木の実”はネット上でも話題になっていて、「ドングリって食べられるのか…」「木の実って何気に栄養価値の高いものが多かったんだね」「食用に処理された木の実がスーパーとかに並んでたら面白くない?」などの声が見られた。

 

食用といっても複雑な下処理が必要となる木の実。扱い方を間違えないよう、しっかり知識を身につけてから“木の実料理”にチャレンジしてみては?

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