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2018/12/27 6:00

豊富な香り、過剰なまでの清潔志向、男性もスキンケアがあたりまえ!?――平成の日用品に関する意識調査

国内1300社以上が利用する日用品流通の情報基盤を運営するプラネットは、平成の日用品に関する意識調査の結果を紹介しました。

 

出典画像:プレスリリースより

 

平成の約30年間を振り返り、使う頻度が増えたと思う日用品の1位に輝いたのが「使い捨てマスク」です。かつて主流だったガーゼマスクに比べ、使い捨てマスクは便利で、性能やつけ心地もアップしています。花粉やPM2.5を防ぐという環境要因に加え、近年は、“伊達マスク”など、本来とは違う目的で使用する人も増えました。色付きや香り付きなど、付加価値のあるものも次々と登場。日用品における平成最大のヒット商品と言えそうです。

 

続いて、2位には「ウェットティッシュ(除菌シート)」、3位には「デンタルフロス・歯間ブラシ」がランクインしました。ウェットティッシュそのものは昭和からありましたが、除菌効果をうたったものや、持ち運びしやすい携帯タイプが普及したのは平成です。今や毎日の暮らしに欠かせない人もいるはず。口腔ケアや口臭への意識も平成に高まり、「洗口剤・液体歯磨き」も9位に入っています。

 

 

出典画像:プレスリリースより

 

男女別の順位を見ると、女性では「衣料用洗剤(液体、ジェル)」「柔軟剤(柔軟剤入り洗剤)」など、男性に比べ洗濯用品が上位に入りました。粉から液体やジェルボールへ、香りの種類や抗菌・消臭などの機能が増えた洗剤や柔軟剤は、平成に大きく進化したアイテムの一つと言えます。一方、男性では「洗顔料」が4位、女性ではトップ10圏外の「制汗シート・汗ふきシート」が10位にランクインと、興味深い結果となりました。スキンケアやニオイに気を遣う男性が増えたことの表れと言えそうです。

 

出典画像:プレスリリースより

 

さらに性年代別に見てみます。特徴的なのは、女性20代。「使い捨てマスク」「ウェットティッシュ」「洗顔料」「衣料用洗剤(液体、ジェル)」「柔軟剤」などが、他の年代の女性に比べ、かなり高くなっていました。平成生まれである20代女性の使用頻度が高いこれらのアイテムは、平成を象徴する日用品と言えるかもしれません。

 

また男性では、「洗顔料」が60~70代以上では1ケタであるのに対し、20~30代では30%超と、大きな差がありました。「化粧水・スキンケア用品」も、40代以上では1ケタですが、30代で1割を超え、20代では2割に近づいています。20代は平成生まれ、30代も物心ついた年頃には平成になっていたと考えると、男性のスキンケアへの意識が高まったことも平成の特徴と言えそうです。

 

 

出典画像:プレスリリースより

 

平成の時代には、日用品を使う側の意識も大きく変化したと思われます。ふだん使う日用品に対して、平成になって重視するようになったことを20の選択肢から選んでもらいました。1位は「使い勝手のよさ、機能性」で53.9%と、2位を2倍以上も引き離しました。使う人が「使い勝手のよさ、機能性」を求めたと同時に、日用品の性能や使い勝手が格段によくなったことの表れでもあると思われます。

 

2位は「詰替え用があること、ゴミが減らせること」で25.1%。詰替えできる日用品が増えたのも平成になってから。大量生産・大量消費の時代から、エコや節約重視の時代になったことがうかがえます。平成になって進んだゴミの有料化や分別収集も影響しているかもしれません。3位は「除菌・抗菌効果」で20.4%。もともときれい好きと言われる日本人の“清潔志向”は平成から、より高まってきました。ウェットティッシュや洗剤・柔軟剤、消臭スプレーなど、あらゆる製品に除菌や抗菌効果の付いたものが増えました。

 

出典画像:プレスリリースより

 

男女差に注目すると、ほとんどの項目で女性が男性を上回っていました。最も差が大きかったのが「体・肌にやさしいこと(弱酸性や非刺激性、天然由来成分)」で、14.0ポイント差。次いで、「保湿効果」の11.5ポイント差、「香りがよいこと、好きな香り」の11.2ポイント差でした。この男女差の傾向は、男女別順位にも表れていました。男性の7位で「体・肌にやさしいこと」は女性では3位に。また、女性では「香りがよいこと、好きな香り」が8位ですが、男性ではトップ10圏外。対照的に男性の8位には、「無香であること」が入っています。平成には、芳香剤や柔軟剤の香りの種類が劇的に増えた反面、「無香」アイテムも増えたとみられます。

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