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2019/3/1 7:00

2018年自然災害被災者に聞いた、防災についてのアンケート~子育て世帯の本音から見えた、自宅での備え~

DCMホールディングスが、「2018年自然災害被災者に聞いた、防災についてのアンケート」を実施しました。停電や断水、ガスの停止に遭われた子育て世帯を対象とし、事前の備えや実際に役に立ったもの、また災害後の認識や備えの変化について調査を行いました。

 

発災後の3日間で「あってよかったもの」「なくて困ったもの」、災害を経験し「これは絶対用意すべきと感じたもの」は何か尋ねたところ、「モバイルバッテリー」が84%、次いで「水」「電池」がそれぞれ51%、「ランタン」が47%、「保存食」が44%といった結果となっています。

 

出典画像:プレスリリースより

 

注目すべき点は3つありました。まず1つ目は、ライフラインが停止しても避難所には行かず、自宅で過ごした人が68%に上ることでした。被災した人が避難所に行かなくなった背景には、建物の耐震性が高くなったこともあります。しかし、日本の防災は避難所での支援が軸になっていて、自宅で過ごす人への支援はまだ整っていません。「自宅での備え」の必要性が改めて重要といえます。

 

出典画像:プレスリリースより

 

次に、災害時の必需品と言われてきた「ラジオ」や「懐中電灯」について、あまり必要性を感じていないという点です。その一方で「モバイルバッテリー」や「ランタン」が役に立つものの上位を占めました。情報収集の手段がスマホに移行し、子どものおもちゃもゲーム機など電源が必要なものに変化していることから、電源のニーズが高くなっていることがうかがえます。

 

3つめは、「おもちゃ」や「おやつ」といった、気分を紛らわせることができるものや、いつもと同じ生活を感じられるものが重要だということでした。災害時に必要なものとして「おもちゃ」や「おやつ」を思い浮かべる人は少ないと思いますが、災害時の子どもたちにとっての最大の悩みは「退屈である」こと。学校は休みになり、停電でテレビも見られない。非常食も普段の食事とは異なるためです。

 

出典画像:プレスリリースより

 

災害時に必要な備えについて「モバイルバッテリー」「水」「電池」「ランタン」「保存食」の上位5位に続き多いのが「ウェットティッシュ」の43%、「トイレットペーパー」の42%でした。災害時は水が思うように使用できないため、子どもの手や口を拭くなどの用途で使用され、子育て世帯にとって必需品となっています。

 

「なくて困ったもの」の割合が高いのが「液体歯磨き・歯磨きシート」「無水シャンプー」「身体拭きシート」といった衛生用品です。特に、汗をかきやすい子どもや衛生に敏感な女性に高いニーズがありました。

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