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2019/7/6 7:00

映画館での映画鑑賞率5年ぶりに40%台を回復

NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューションが運営するインターネットアンケートサービス「NTTコム リサーチ」は、全国10~70代の男女を対象に、「映画館での映画鑑賞」について調査を実施しました。

 

直近1年以内に映画館で映画鑑賞をした人の割合は40.3%と、5年ぶりに40%台を回復しています。大ヒットを記録した「ボヘミアン・ラプソディ」は、男性で40~50代、女性では50~60代の鑑賞率が最も高い結果となりました。「クイーン」の活躍を知る世代が映画館に足を運び人気を支えたことがうかがえます。

 

直近1年以内(2018年5月~2019年5月)に映画館で映画鑑賞をした人は全体の40.3%でした。2015年の調査から40%を下回る低下傾向が続いていましたが、5年ぶりに40%台を回復しています。その一方で、映画館以外で映画を鑑賞することが減ってきており、全ての視聴形態を含めた映画鑑賞率は70%と過去最低を記録しました。

 

出典画像:プレスリリースより

 

前回調査に続いて、女性10代の旺盛な鑑賞意欲が継続しています。女性10代の映画館鑑賞率は71.2%と、初めて70%を超えました。他の各年代も、前回から鑑賞率を伸ばしています。特に、男性の30代、女性では40代で約10ポイント上昇しました。

 

昨年最大のヒットとなった「ボヘミアン・ラプソディ」の鑑賞率を性年代別でみると、男性では40~50代で40%弱、女性では50~60代が40%を超えるなど高い結果となりました。

出典画像:プレスリリースより

 

また、今年の世界興行収入における記録を塗り替えた「アベンジャーズ/エンドゲーム」の鑑賞率を、1年前の「インフィニティ・ウォー」と比べると、男性10代の鑑賞率が大きく伸びています。

 

昨年に異例のヒットとなった「カメラを止めるな!」は、口コミ効果が大きかったといえます。観た映画を口コミで伝える「口コミ発信率」と、口コミを見てから映画を観に行く「口コミ接触率」を性年代別でみると、口コミ発信率は男性よりも女性のほうが高い傾向にありました。特に、女性10代では、知人に伝える「リアル」な口コミ、不特定多数に共有するSNSの口コミのいずれの割合も高いことがうかがえます。一方、口コミ接触率は、男性20代で特に高い結果を得ました。

 

一部の興行会社で実施している鑑賞料金の100円値上げが、鑑賞頻度に及ぼす影響を調べてみると、映画館の鑑賞者のうち「減らない(変わらない)」が70.3%、「減る」が29.7%となりました。さらに、映画館選びへの影響を調査すると、普段利用している映画館を「変えない」が56.4%、「変える」が43.6%と、値上げの実施により4割強が足を運ぶ映画館を変えています。

 

直近1年以内における有料動画配信サービスの利用率は、全体で22.4%となりました。昨年からは約7ポイントの上昇で、1.5倍の成長となっています。性年代別に利用率の変化をみると、男性30代、女性10~20代で、15ポイント近く伸びています。

 

DVDレンタルショップが相次いで閉店していることを受け、直近1年以内におけるDVDレンタルでの映画視聴率を確認すると、視聴形態を問わず映画を観た人の3割がDVDレンタルで視聴していることがわかりました。特に女性10代の視聴率が高く47.8%と、約2人に1人がDVDレンタルで映画を観ています。

 

今年の夏に観たい映画のトップ3の第1位は、「トイ・ストーリー4」で24.1%でした。2位は「ライオン・キング」で13.6%、3位は2位とほぼ同率で「天気の子」の13.1%となっています。情報感度の高い「(映画館で年間)12本以上鑑賞」のヘビーユーザーに絞ると、クエンティン・タランティーノ監督の新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」が2位に入っています。女性層に絞ってみると「劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD」が注目作の上位に入りました。

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