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2019/10/10 7:30

< 花王 住まいの菌実態大規模調査 > キッチン・ダイニングは、トイレ床と同等レベル以上の菌数 冷蔵庫野菜室は、要注意スポット

花王は、住まいの菌汚染の実態を探ることを目的に一般家庭の調査を行いました。

 

89%の人が「菌が気になる」と回答しています。一方で、菌が気になるのに除菌していない、といった意識と実態にギャップも。拭き取り検査で住まいの菌を調査すると、キッチン・ダイニングはトイレ床と同等レベル以上の菌汚染状態であり、食卓用台ふきんはキッチン排水口とほぼ同じレベルで菌数が多いことを確認しました。さらに、冷蔵庫の野菜室とキッチン排水口からは、腸内細菌科が他の場所と比べて多く検出されました。

 

近年、生活者の衛生意識は高まっています。20~60代の既婚女性を対象に調査をしたところ、89%の人が「住まいの菌が気になる」と回答しました。これは、10年前から1.5倍に増えています。

 

「家の中で菌が気になる場所」として挙げたのは、まな板やキッチンの調理台といった食品を扱う場所が約7割、トイレは約6割と広範囲にわたります。特に、未就学児の小さい子どものいる家庭では、多くの箇所で菌意識により高い傾向がみられます。特に、食卓、ダイニング床など、小さい子どもの手が触れる場所については、すべての調査対象者と比べ約10%も高い結果となりました。

 

【家の中で菌が気になる場所と除菌している場所】

出典画像:プレスリリースより

 

さらに、それぞれの場所を除菌しているかどうかを確認したところ、菌が気になっている割合と実際に除菌している割合の差が大きいところが多くみられました。

 

【除菌していない理由】

出典画像:プレスリリースより

 

「除菌していない理由」としては、「菌を気にしてもキリがない」「面倒」の他に、「やり方がわからない」「どんな洗剤が有効かわからない」といった声も聞かれました。

 

【住まいの菌汚染実態(イメージ図)】

出典画像:プレスリリースより

 

家庭内のどこにどのくらいの数の菌が付着しているかを調べるため、拭き取り検査を実施しました。その結果、掃除用のキッチンスポンジは、ほとんどの家庭で菌数が多い結果に。台ふきんはキッチンの排水口とほぼ同レベル。調理台や食卓、ダイニングの床は、トイレの床と同レベルの菌汚染状態であることが確認されました。

 

また、キッチンの排水口だけでなく、約3~7℃に保たれている冷蔵庫の野菜室からも、食中毒原因菌を含むことで衛生指標菌とされる菌群(腸内細菌科)が、他の場所に比べて多く検出されました。

 

野菜室の菌を詳細に解析したところ、腸内細菌科は土壌や植物に生息することが知られる菌種と一緒に検出される傾向が見られます。腸内細菌科は土に由来する可能性が考えられます。

 

出典画像:プレスリリースより

 

住まいの菌実態の調査をもとに、菌数が少ない家庭、多い家庭について、除菌のために普段どのような手入れをしているのかを調査しました。その結果、除菌行動に異なる傾向がみられました。

 

食卓の手入れについては、「除菌したい」という意識は共通でした。しかし、菌数の少ない家庭は、除菌表示のあるスプレーや使い捨てシートを使用している家庭が多く拭き方も全体をしっかり拭き掃除しているのに対し、菌数が多い家庭では、台ふきんで水拭きをしている家庭が多くアルコールスプレーを使っていても拭き方にムラがあるなどの違いがみられました。

 

除菌のコツは、除菌表示のある製品を選び、拭き残しがないように手のひら全体を使い、まんべんなく拭くことだといえます。また、食材や手を介して菌が口に入る可能性のある食卓や調理台、衛生指標菌が高頻度で検出された冷蔵庫の野菜室は、意識して除菌する必要があると考えられます。

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