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2019/10/24 7:30

高校の先生1000名以上に調査して分かった、生徒の学力を向上させる教材活用法とは?

語学教育の専門研究機関である「アルク教育総合研究所」は、「高等学校(中学校)での副教材活用の実態 -単語力・文法力を向上させる指導法に着目して-」を発表しました。

 

副教材の採用数は、中学より高校のほうが多い傾向にあります。副教材で重視する点については、「生徒が取り組みやすい学習量である」ことをポイントに置く傾向が見られました。高校での単語力向上と副教材の活用については、1年間で「とても上がった」ととらえる先生が10.1%、「やや上がった」は58.5%でした。

 

採用する副教材については、特にリーディングやリスニング、入試対策問題集が多い結果となりました。半数ほどの高校の先生が重視していたのは、「生徒が取り組みやすいレベルである」で61.5%でした。「音声がついている」「テスト作成用ツールが提供されている」がともに56.5%、「学習方法・手順が分かりやすい」が54.2%と続きます。生徒の学習のしやすさと、音声やテスト作成用ツールといった指導上の観点から、副教材の採用を検討していることがうかがえました。

 

昨年度メインで担当した生徒の単語力について、1年間で「とても上がった」ととらえる教師が10.1%、「やや上がった」と解答した人が58.5%でした。

出典画像:プレスリリースより

 

 

生徒の単語力が「とても上がった」とみる先生は、知っている単語数が増えただけでなく、単語を「使える」状態になったことを理由に挙げています。

 

出典画像:プレスリリースより

 

知っている単語数が増えれば、「生徒の単語力がやや上がった」と先生は捉えます。さらに、正しく書ける、聞ける、発音できる、スピーキングに使えると「とても上がった」とみなす先生が多いようです。

 

出典画像:プレスリリースより

 

生徒の単語力が「とても上がった」と回答する先生には、ある特徴が見受けられました。一つは、音声を使ったアクティブな授業によって発音が身につき、単語が「使える」ようになったこと。もう一つは、英文単位での学習が使える単語力の向上に寄与したことです。

 

出典画像:プレスリリースより

 

授業中や自宅などでの単語集を使った学習についても、ある特徴が見受けられました。単語集を副教材に採用する場合には、授業中に生徒と一緒に学習します。自宅での学習指示については、範囲だけでなく、使い方や音声の活用法を含めて指示することでした。

 

文法に関しても同様の調査を行ったところ、生徒が問題を解けると「文法力がやや上がった」とみなし、理解や表現の能力にまで影響が及ぶと「とても上がった」と回答する先生が多かったです。

 

アルクでは、高等学校向けに検定教科書以外の教材を制作しています。単語集「ユメタン」「キクタン」シリーズや、文法参考書「総合英語One」シリーズをはじめ、学校専売品のリスニング・リーディング問題集など、約50タイトルを展開しています。こうした副教材の活用について、全国の高校や中学で英語を教える先生にアンケート調査を実施し、1000人以上から回答を得ました。

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