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2020/3/28 7:00

若年層のプレミアム日本酒志向高まる――2020年 日本酒の飲用に関する消費者動向調査

日本酒に特化した事業を展開するClearは、運営する日本酒専門WEBメディアSAKETIMES( https://jp.sake-times.com/ )で、「日本酒の飲用に関する消費者動向調査」を行いました

 

若年層は「月に1~2日」「週に1日」のライトな頻度で、中高年層は「週に2~3日」「週に4日以上」で、日常的に日本酒を楽しんでいることが明らかになりました。日本酒の購入予算については、若年層が中・高年層よりも大きな予算を確保する傾向にあります。また、若年層ほど自宅用で購入せず、外食で日本酒を楽しむ割合が高い傾向にありました。

出典画像:プレスリリースより

今回の調査結果では、有効回答が2215件と、昨年から10%増加しました。回答者の男女比率を見ると、昨年は男性73%で女性27%でしたが、今回はそれぞれ約50%と、ほぼ等しくなっています。

 

出典画像:プレスリリースより

昨年から年齢構成も変化しました。具体的には、20~30代の若年層の回答者が979人から1413人に増加しています。40代や50代以上の回答数が前回に比べ200人ほど減少したこともあって、若年層は15ポイント増加しました。

 

出典画像:プレスリリースより

今回の調査では、「週に4日以上」日本酒を飲む人の割合が昨年から12ポイント減少しました。「週に2~3日」も10ポイントほど減っています。その一方で、「ひと月に1~2日程度」は20ポイント増加しました。「若い年代の回答者の増加」と、「SNSを通じたSAKETIMES読者以外の幅広い日本酒飲用者による回答の増加」が大きく影響していると考えられます。

 

出典画像:プレスリリースより

昨年から回答者が増えた20~30代の傾向を見ると、飲用頻度は「ひと月1~2日程度」か「週に1日程度」とライトに日本酒を楽しむ層が7割~8割に達します。一方で、40代の回答者のうち、「週に2~3日以上」の頻度で日本酒を飲む人は5割、50代以上では6割近くと、回答者の年代が上がるほど日本酒を日常的に楽しむ傾向がみられます。

 

出典画像:プレスリリースより

「日本酒をどこで飲むことが多いか」という質問では、全体の45%にあたる1000人が「どちらかといえば自宅」と答える結果に。昨年調査でも48%だったことから、家飲みが日本酒の主流のようです。しかし、性別・年代別で見ると、グラフ上の赤い枠で示した通り、20代女性は外飲みが主流で、30代でも4割近くにのぼります。男性20~30代も外飲みが多いと回答する人が3割ほどと、若い年代ほど外食時に日本酒を楽しむ層が存在するようです。

 

出典画像:プレスリリースより

「日本酒を誰と飲むか」を聞いたところ、男性は「ひとりで」、女性は「ひとりで」「友達と」が最も多い結果となりました。男性の「ひとりで」と女性の「家族と」との回答には、10ポイント以上の差が開いています。女性の「友達と」「恋人と」の割合も、それぞれ5ポイントほど男性を上回っています。男性はひとり飲み、女性は誰かと一緒に日本酒を楽しむ機会が、それぞれ多い傾向にあります。

 

出典画像:プレスリリースより

自宅用に購入する日本酒の予算を尋ねると、若年層である20~30代の購入予算は、中・高年層と比較して高い傾向にあることが分かりました。「2000円~2999円」「3000円~4999円」「5000円以上」を選択した割合は、20代で40ポイント、30代では38ポイントと、40~50代の25ポイントに比べ10ポイント以上高くなっています。

 

出典画像:プレスリリースより

自宅用の予算では、どの年代でも「1000円~1999円」が最多でした。一方で、ギフト用は2000円以上ですが、世代によって予算が分かれました。また、「999円以下」の割合はどの年代でも0.5%未満となっています。年代別の傾向を見ると、自宅用の日本酒と同様に、ギフト用の購入予算も若年層は高く設定しているようです。「3000円~4999円」「5000円以上」の割合は、若年層と中・高年層との間で10ポイントほど差が開いています。

 

若年層では、「自宅用の日本酒は購入しない」「ギフトとして日本酒は選択しない」を選択した割合も高くなっています。購入すると回答した人に限れば、中・高年層が「日常酒としての日本酒」を楽しんでいるのに対し、若年層は比較的プレミアムな日本酒を「ご褒美や、こだわりの嗜好品として」楽しむ傾向があるのかもしれません。

 

出典画像:プレスリリースより

日本酒を選ぶ時に重視する点の1位は「味わい」で、73%でした。2位は「特定名称酒の種類」で51%、3位は「価格」で49%でした。「酒蔵」の47%も含めた上位4つの選択肢は、約半数かそれ以上の回答者が重要視しています

 

出典画像:プレスリリースより

男女間で選択に差がある回答を見ていきます。上の図を確認すると、男性の回答割合が特に高いのは「酒蔵」「原料米の種類」「製法」「お酒独自の特徴」で、7~12ポイントほどでした。一方、女性の割合が高かったのは「お酒が造られている地域」「ラベルデザイン」「料理との相性」の3つで、それぞれ6~9ポイント高くなりました。男性は日本酒の味わいと特に関連が深いような酒質やスペックを重要視し、女性は地域性やデザインなど、周辺情報を含めた項目も重要視する傾向にあるようです。

 

出典画像:プレスリリースより

日本酒の人気が高まっていと感じるかどうかを5段階で評価してもらったところ、「感じる」「やや感じる」と回答した人は54%でした。

 

出典画像:プレスリリースより

世代や性別ごとの回答を比べてみると、日本酒の人気を感じている割合は、40代を除く世代では、男性よりも女性の方が高い結果になりました。特に、50代以降の女性は、7割が日本酒ブームを実感しています。人気を感じる理由として「日本酒を飲む若者」をよく見るようになったことや「専門店が増えたこと」などを多く挙げました。

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