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2020/4/1 7:30

外出控えムードのなか、消費意欲は「自宅でのエンタメ」に向かう−−巣ごもり消費に関する意識調査

カンムは、新型コロナウイルスの感染拡大による外出控えムードの中で、注目される「巣ごもり消費」についてアンケートを実施しました。

 

「生活が変わった」のは7割近くに上りますが、社会人の実感がやや乏しい傾向もうかがえます。支出が増加したのは、内食や昼食、衛生用品でした。ライブなどのイベント中止の影響は大きく、かわりにエンタメ系の巣ごもり消費が増えています。コロナの影響で得たものは「家族との時間」で、あきらめたものは「式典」「ライブ」「旅行」などでした。

 

「バンドルカード運営の『(株)カンム』調べ」出典画像:プレスリリースより

今回のウイルス感染拡大により、多くのユーザーが影響を受けています。休校やリモートワークなどで、全体の66%が「生活が変わった」と答えました。学生の83%や専業主夫・主婦の75%と比べると、社会人は59%にとどまるなど、やや少ない傾向もうかがえます。

 

「バンドルカード運営の『(株)カンム』調べ」出典画像:プレスリリースより

新型コロナウイルスの影響による支出の増減を尋ねました。マスクやペーパー類を含む「薬・衛生用品」や、デリバリー・テイクアウトなどの「内食・中食」で支出増が目立ちました。特に、家計をあずかる専業主夫・主婦で実感が強いようです。

 

「バンドルカード運営の『(株)カンム』調べ」出典画像:プレスリリースより

外出せずに楽しめる「ゲーム・書籍・コミック」や「動画・音楽の配信サービス」は、学生を中心に増えていました。「内食・中食」とともに「巣ごもり消費」の盛り上がりを示唆しています。

 

なかでも「配信サービス」では、YouTubeやニコニコ生放送への課金が注目されます。3月初旬に人気ユニットのYouTubeライブが開催された際には、投げ銭にあたる「YouTubeスーパーチャット」のバンドルカード決済金額が前週比の4倍近くに急増しました。イベント自粛で低下したかにみえる消費意欲の一部は、オンライン上の娯楽に向かっているようです。

 

一方で、保護者層からの自由回答では、「衛生用品代、食費、公共料金が大幅に増えた」(40代、専業主夫・主婦)や「子供が休校になり昼食や間食の食費が増えたし、夜遅くまで起きているので電気代も増えた」(40代、社会人)といった、副次的な出費を気にする声も挙がっています。

 

「バンドルカード運営の『(株)カンム』調べ」出典画像:プレスリリースより

 

「バンドルカード運営の『(株)カンム』調べ」出典画像:プレスリリースより

支出の減少は「外食」「旅行やイベント」で顕著でした。ジムやプールなどの「運動」も減っており、人の集まる場所を避ける傾向にあります。会社員やフリーランスなどの社会人は「(新型コロナウイルス流行以前と)支出は変わらない」という意見がやや多くみられました。ただし、外食や外出は一様に抑えています。

 

専業主夫・主婦では、化粧品やヘアカットなどの「身だしなみ・美容」費用の減少が目立ちました。学生や社会人に比べ、外出機会がさらに減ったのかもしれません。

 

新型コロナウイルスの影響で得たものはあるかを聞いたところ、多くの人が家族との時間を挙げました。「予防策を話し合ううちに、家族が元気であるありがたさを痛感した」(50代、社会人)や「忙しい息子と話す機会が増えた」(40代、その他)など、必ずしも悪い影響ばかりではないのかもしれません。「マスクやトイレットペーパーなどの雑貨を節約するようになった」(40代、専業主夫・主婦)といったように、生活習慣の見直す機会になったケースも多いようです。

 

失ったものとしては、ほとんどの人が旅行・コンサート・宴会などの予定を挙げました。そのほか「仕事(飲食業)の予約キャンセルが相次いだ」(40代、社会人)や「インターン、合同企業説明会、会社説明会の延期・中止」 (20代、学生)」は切実です。

 

「バンドルカード運営の『(株)カンム』調べ」出典画像:プレスリリースより

全体的な収入と支出の変化について、3月時点での予測を尋ねました。「生活が変わった」人のうち41%が、「収入が減ると思う」と答えました。一方で、35%の人が「(ウイルスの影響がなくなった後は)支出が増えると思う」と答えています。事態の行く先は不透明ですが、社会活動が正常に戻ったとき、これまでの反動で消費意欲がより旺盛になるかもしれません。

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