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2020/4/29 7:30

商戦期、中古スマホ取引数の増加に寄与——1~3月の中古スマホ取引数ランキング

ネット型リユース業のマーケットエンタープライズは、「中古スマホ取引データの分析」結果を発表しました。

 

中古市場では、iPhone 8やGalaxy A20の取引数が大幅に増加しました。3月に多方面で実施された割引キャンペーンによって、新品・未使用や未使用に近い状態の端末である新古品の取引数量が約16%上昇、中古Android市場でも新古品の取引数量が約76%上昇しています。

 

出典画像:プレスリリースより

 

iPhoneの中古市場ランキングは、iPhone 8とiPhone 7が上位を占めました。特に、iPhone 8の取引数は、前四半期から約31%増加しています。これは、キャリアの割引キャンペーン実施によって、価格が下がったことが原因と考えられそうです。2018年発売のiPhone XS/XS Max/XRシリーズは最新機種に機種変更することへの需要が生じず、前回同様にランクインしませんでした。

 

出典画像:プレスリリースより

ランキングトップを飾ったのは、初登場のGalaxy A20でした。この機種は2019年11月に発売された比較的新しい端末です。3月にキャリアで実施された割引の対象端末であったため、端末価格が低下し取引数が激増したと推測できます。圏外から新たに4位へとランクインしたAQUOS sense3も同様です。今後は目立ったキャンペーンも実施されることがないため、こうした動きは落ち着きをみせると考えられます。

 

第1四半期の中古モバイル市場は活発でした。日本における新型コロナウィルスの影響がまだそれほど大きくなかったことや、新生活の準備を行う時期はモバイル市場にとって商戦期にあたるためです。ただ、例年4月には目立った割引キャンペーン等の実施は少ないため、4月以降は取引数の増加は考えにくいかもしれません。

 

新型コロナウイルス影響下の第2四半期で考えられる大きな動きは、新型iPhone SEの発売です。端末価格は4万円台。中古スマホランキングのトップを占めているiPhone 8との価格差も小さく、iPhone 8の購入を検討していたユーザーが新型に流れる可能性が高そうです。

 

ウイルスの影響による5Gエリア拡大の遅延や、今後発表が予想されている5G対応のiPhone新型モデル発売延期についても不安材料ですが、それ以上に消費の冷え込みが予想されます。社会情勢や新品市場の動きは中古市場に大きな影響を与えます。スマートフォンの買い替え需要の低下などの影響が、中古モバイル市場にも及んできそうです。

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