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2020/4/30 7:30

5月の消費予報——新型コロナウイルスが大型連休の消費意欲を直撃

博報堂のシンクタンクである博報堂生活総合研究所は、20~69歳の男女1500人を対象に「来月の消費予報」を発表しました。

 

5月の消費意欲指数は42.5点でした。前月からマイナス2.8ポイントで、前年からはマイナス5.0ポイントと、ともに2ポイント以上低下しています。新型コロナウイルスにより、外出にかかわる消費意欲が大幅に低下しそうです。その影響は30代以上を中心とした幅広い層に拡大するとみられます。

 

出典画像:プレスリリースより

 

5月としては調査を開始してからの最低値となっています。今年は前月からマイナス2.8ポイント、前年からはマイナス5.0ポイント低下しました。大型連休のある5月は消費意欲の高まる月ですが、新型コロナウイルスの影響で、外出にかかわる消費意欲が大幅に低下しそうです。

 

理由を見ると、「ゴールデンウィークがあるから買い物をしたい、出かけたい」は、前年同月から約9割減の16件に減少しています。同様に「服が欲しい」は約6割減の21件といったように、例年は多数意見を集める季節消費関連が減少しました。一方で、新型コロナウイルスに関連する消費にネガティブな意見は560件と、4月から倍以上に増加しています。

 

特に、外出できないことを挙げた意見が増えています。「感染の不安や自粛のため外出・買い物できない」は4月からほぼ倍増の219件、「感染拡大の影響で意欲がわかない」は約6割増の127件でした。

 

買いたいモノや利用したいサービスを前年比で見ると、家飲みのアルコールなどの「飲料」は22件増、トイレットペーパーやマスクなど「日用品」は16件増とプラスでした。一方、「旅行」のマイナス88件や「レジャー」のマイナス64件、「外食」のマイナス52件、「ファッション」のマイナス30件など、外出に関わる消費は大きく落ち込みそうです。

 

4月の消費予報では、新型コロナウイルスの影響は、女性やファミリー層が中心でした。5月は、男性が前年同月よりマイナス4.1ポイント、女性がマイナス5.9ポイントと、ともに大きくマイナスとなっています。また、すべての年代別でも低下しています。特に、30代がマイナス4.3ポイント、40~50代はともにマイナス6.6ポイントと落ち込みが顕著です。

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