乗り物
2017/2/7 6:00

俯瞰視点で安全駐車をサポート! フォルクスワーゲンの新オプション「Surround Eye Camera System」とは?

4つの小型カメラと画像合成ECUという比較的シンプルなシステムを追加して、標準搭載モニターで自車周辺の状況を多彩な映像で確認できる「SurroundEye」。フォルクスワーゲンの日本仕様モデル用に開発されたこの駐車支援システムに迫る。
20170206_y-koba_LB_01

 

駐車する際のうっかりを防ぐ効果的な純正オプションとは?

フォルクスワーゲンの純正オプションである「SurroundEye(サラウンドアイ)」は、電装機器メーカー「クラリオン」との共同開発による、ポロやゴルフ、トゥーラン、シャランといった現行モデル(一部を除く)に対応した駐車支援システムだ。

 

すでに超音波ソナーを使った警告システムも用意されるが、4つの小型カメラで撮影した映像を合成し、「トップ画面(俯瞰)」「トップ+リヤ画面」「リヤ画面」「サイド+リヤ画面」の4パターンで表示することで、駐車中の死角になりやすい車両後方や助手席下側の障害物などが視認できるメリットは大きい。

 

フォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム(Discover Pro、Composition Media)および純正ナビ(クラリオン716DCW等)に対応した新車購入時のオプションという扱いだが、登録済みの現行モデルでも同システム装備車(車種、年式等は要確認)なら、後付けも可能とのこと。

 

操作は非常に簡単で、シフトレバーを「R(リバース)」に入れると自動的にカメラ映像が表示され、カメラ切替スイッチを使えば状況に応じた映像が任意で選択できる。また、画面にCGで表示されるクルマの色(白、黄、青など)を、ボディカラーに合わせて納車するサービスも純正ならではの特長だ。

 

気になる費用は11万円(税別/工賃別)とかなりお買い得だが、その価格設定についてフォルクスワーゲン純正アクセサリーを担当するアフターセールス本部・副本部長の福本丈治氏によれば、「あまり高額にしてしまうと興味すら持っていただけないかもしれません。“そんなに高いなら付けない”と言われないようかなり頑張りました」と、あくまで手の届く純正オプションを目指したようだ。

20170206_y-koba_LB_02
↑フォルクスワーゲン グループ ジャパン アフターセールス本部 副本部長 福本丈治氏 「日本仕様にないモノを作ることは、お客さまへのケアのひとつ。これからも続けていきたいと思います」

 

同部門でこのサラウンドアイを発案した大友康博氏も、「駐車中にうっかりバンパーなどをぶつけてしまえば、パーツや板金修理費用はそれなりに掛かります。年間を通じて頻繁にクルマを使うドライバーは、そのリスクも高まるわけですから、費用面のメリットはお分かりいただけるでしょう」とのこと。

20170206_y-koba_LB_03
↑フォルクスワーゲン グループ ジャパン アフターセールス本部 企画課 大友康博氏 「駐車場の狭い日本でもVWなら快適に使える。そんな身近なブランドでありたいのです」

 

こうしたプレミアムカー級の安全装備を、コンパクトクラスやミニバンに低価格で提供する姿勢や、2016年グッドデザイン賞を受賞した後付け感のない自然なフィッティングは純正アクセサリーならでは。「まずは実物をチェックしたい!」という人は正規販売店のデモカーで確認して欲しい。

 

サラウンドアイ カメラシステム

純正オプション価格:11万円(税・工賃別)
問い合わせ先:フォルクスワーゲン カスタマーセンター 0120-993-199
http://www.volkswagen.co.jp/

フロントカメラ
フロントのナンバープレート下の目立たない場所へ専用ブラケットで装着。
20170206_y-koba_LB_0420170206_y-koba_LB_05

 

左右ドアミラーカメラ
左右のサイドミラーカバー下側に専用ブラケットで埋め込み装着するのでスタイリングを損なわない。
20170206_y-koba_LB_0620170206_y-koba_LB_07

 

リヤカメラ
リヤバンパーに追加装着もしくはモデル別に標準装備となるエンブレム内蔵式カメラを利用。

20170206_y-koba_LB_0820170206_y-koba_LB_09

4パターンの画面表示であらゆる駐車シーンに対応

車両のシフトレバーを「R(リバース)」に入れれば画面を表示。センターパネルなどに配置したカメラ切替スイッチで、縦列や並列といたそれぞれの駐車シーンに最適な表示画面が選択できる。

トップ画面
クルマの全周囲を俯瞰ビジュアルで表示。駐車場の白線がわかりやすい。
20170206_y-koba_LB_10

 

リヤ画面
クルマの後方をワイドに映し出す。ガイド線も表示されるので安心。
20170206_y-koba_LB_11

 

トップ+リヤ画面
クルマの全周囲と駐車時に注意したい後方の映像を2画面で表示する。
20170206_y-koba_LB_12

 

サイド+リヤ画面
ドライバーの死角になりやすい助手席サイドと車両後方を同時に確認。
20170206_y-koba_LB_13

 

縦列駐車――前後とサイドの状況を同時に把握
俯瞰ビジュアルにより前後のクルマ(障害物)との距離や縁石などとの間隔を同時に確認。スペースへの進入角度もわかるのでスムーズに駐車できる。
20170206_y-koba_LB_1420170206_y-koba_LB_15

 

並列駐車――駐車枠との位置関係を瞬時に認識
斜め後方など目視できない白線もトップ画面とリヤ画面の2画面で同時に確認すれば、自車と駐車枠との位置やクルマの進入角度も瞬時に理解できる。
20170206_y-koba_LB_1620170206_y-koba_LB_17

 

ワイドビュー機能で後方視界も◎
リアの超広角カメラで後方の左右160度までの視界をカバー。バックで駐車スペースから出る際などに通過するクルマや歩行者の有無が確認できる。
20170206_y-koba_LB_1820170206_y-koba_LB_19

 

標準システムとの連動も万全
サラウンドアイのカメラ映像とオプティカル・パーキングシステム(装備車のみ)は同じモニターで表示できる。障害物を知らせる警告音とイラストは頼もしい。
20170206_y-koba_LB_20

 

サラウンドアイ適合モデル

ポロ、ザ・ビートル、ゴルフ(ヴァリアント)といったコンパクトモデルやトゥーラン、シャランといったミニバンの現行モデルに適合。新車購入時のオーダーはもちろん、ディーラーでの後付けも可能(MT仕様やゴルフGTEを除く)である。
20170206_y-koba_LB_2120170206_y-koba_LB_2220170206_y-koba_LB_2320170206_y-koba_LB_2420170206_y-koba_LB_2520170206_y-koba_LB_26