乗り物
2017/4/19 17:40

【画像多数】タイヤのトラブルに立ち向かうための第一歩! ロードバイク・クリンチャー(WO)タイヤの脱着方法

ロードバイクのメンテナンスの基礎知識を伝授するコーナー。今回は、WO(クリンチャー)タイヤの脱着のやり方についてレクチャーしていきます。パンクやチューブの劣化、タイヤの磨耗など、もっともトラブルが多いのがタイヤ。そのため、ロードバイク乗りなら、タイヤの脱着はぜひともマスターしたい技です。以下でしっかり学んでいきましょう。

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【空気を抜く】

リムからタイヤを外すには、まずバルブを緩めてその先端を押し込みチューブの空気を抜いてしまう。タイヤレバーを差し込むのはバルブから10センチほ ど離れたリムとタイヤの間。

 

1.パンクで空気が抜けてしまっているのでなければ、バルブを緩めて空気を完全に抜く。

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2.タイヤをめくり上げるようにして、リムとタイヤの間に1本目のタイヤレバーを差し込む。

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【チューブを外す】

次にタイヤレバーのグリップ部の突起をスポークに引っ掛けて固定する。その位置からさらに20センチほど離れた位置3.に2本目のレバーを同じ要領で差し込む。これでリムとタイヤの間がかなりゆるくなる。

 

今度は2本目のレバーを抜き取り、リムとビード(タイヤのリムに引っ掛ける部分。タイヤ両端の盛り上がりのこと)の間に手を差し込む。滑らせるようにリムに沿って一周回す。これでタイヤの片側がリムから外れる。ここでの禁じ手はレバーを無理やり差し込んでしまうこと。タイヤやチューブを傷つけてしまうからだ。それを防ぐためには2.にあるように親指の腹を使う。親指の腹でタイヤとリムの間に隙間を作り、チューブが絡まないようにレバーを差し込むようにしよう。

 

パンクの修理だけなら、タイヤを完全に外す必要はなく、この状態でチューブを取り出せばいい。引き抜いたチューブを再使用するなら汚れがつかないよう気をつけること。最後にバルブ部分をタイヤとリムの間から引き抜く。

 

タイヤを交換する場合は、チューブを完全に引き抜いてからの作業となる。リムから外れていない側のタイヤを外すには、ビードをリムの中央に落とすのがいい。リムに貼り付けてあるリムフラップは換える必要がなければ、そのままにしておく。

 

3.1本目をバルブより手前側の少し離れた位置に差し込むと、後の作業がスムーズになる。2本目はさらに20センチほど離れた位置に差し込む。

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4.無理やりタイヤレバーを入れ込むのは、チューブの傷の原因になるので厳禁。チューブの位置を確認しよう。

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5.タイヤレバーを抜き、リムから外れたビードの隙間から手を入れ、そのまま下へ滑らせる。

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6.チューブを引き抜く。無理にチューブを引っ張るとチューブ破損の原因となる。

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7.最後にバルブ部分を抜く。

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チューブを全て取り出した状態。タイヤを外す場合は、ビードをリムの中央に落とすと外しやすい。

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【異物チェック】

タイヤが外れたらリムに傷や破損がないかをチェックする。タイヤは外側のチェックが終わったら、内側のゴミや異物を取ってから損傷を確認する。

 

8.タイヤを外した状態。スポークからチューブを保護するリムフラップがリムにはまっている。リムフラップやリムに傷・破損がないかをチェックする。

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タイヤに傷がないかタイヤの表面を確認。小さな傷も走行中に広がる恐れがあるので入念にチェックしよう。

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9.裏側もしっかり確認。ここに異物やゴミがあると、再度チューブを入れたときにすぐパンクしてしまう。

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【チューブをなじませる】

新しいチューブは折りたたんだ状態で梱包してあるので、10.の要領で取り出したら伸ばしたり、引っ張ったりしてたたみじわを解消し、全体的に丸い形になるよう馴染ませる。

 

10.袋から出したばかりの新品のチューブには、折り目がついている。回しながら手で伸ばし、なじませよう。

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【タイヤを装着する】

次にタイヤをリムに装着する。その際のコツは、タイヤのビード部がリムにしっかりと収まっているかを11.のように確認しながら作業することだ。

 

11.タイヤを外した場合は、再度リムにタイヤをはめていく。タイヤの方向を確認し、タイヤのブランドマークをバルブの位置に合わせておくと目印になってよい。片側のビードがリムにしっかりはまっているか回しながら確認。

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【チューブに空気を入れる】

タイヤの装着が完了したらチューブに空気を1気圧程度入れる。チューブを手にぶら下げて楕円形になるくらいが目安だ。これを入れすぎると装着時にタイヤの取り扱いが難しくなり、少ないとビードがチューブを噛んだりする。

 

12.チューブに1気圧程度空気を入れる。写真程度のたわみ具合になるのが適量だ。空気を入れすぎるとタイヤに入れにくく、少ないとビードにチューブが噛みやすい。

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【チューブを装着する】

チューブのバルブをリムのバルブ穴に軽く差し込み、そこからチューブにタイヤを被せていく。この作業は左右の手を10センチほど離して、それぞ れの親指の腹を使ってタイヤの中に入れ込んでいくのがコツだ。その部分が入ったら次の10センチといった要領で入れ込んでいく。最後の10センチは ビードがかなり固くなるので、両手の手のひらを使って強くタイヤを押し上げる要領で入れ込む。全て入れ込んだらビードにチューブの挟み込みがないかをチェックする。

 

13.バルブをバルブ穴に通し、チューブをリムに付けていく。リムナットの取り付けは最後に行う。

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14.バルブを入れたところにタイヤをかぶせ、ここからチューブを入れていく。

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15.最初にチューブを入れた場所から徐々に両手を広げるようにして、左右バランスよく入れていく。

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16.このあたりまで手が来たら、タイヤを上下反対に持ち替えて、続きを入れる。

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17.残ったチューブを完全に入れ込む。終わったら、挟み込みがないかもう一度両側をチェックする。

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【ビードを入れる】

最後にバルブを完全にバルブ穴から引っ張り出し、リムナットを締めて完了。この状態では、まだリムとタイヤの間に隙間があるが、チューブに空気を入れるとビードがリムに自然と食い込んでいく。

 

18.入れていない方のビードを、親指で押し上げるようにしてはめていく。最後はかなり固いかもしれないが、ビードを押し上げるようにすれば、入っていく。

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19.バルブの根元のチューブ補強部分をビードが咬んでしまうことが多いのでタイヤをめくり上げて確認を。

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20.バルブ根元のチューブが咬んでしまっているときは、バルブを内側に押し込むことで解消できる。最後に必ず行っておこう。

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21.リムナットを締めて完了。空気を入れていくとビードがリムにはまる。
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