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2019/6/25 10:50

これってスポーツカー!? ボルボの近未来型「自動運転トラック」がまもなく実用化へ

近年、ECサイトやスーパー、レストランなどがドローンや自動運転車を使った配送を試みています。この分野でいま注目を集めているのが、スウェーデンの自動車メーカー・ボルボの自動運転トラック「Vera」。このクルマはコンセプトカーではなく、スウェーデンのヨーテボリで近日中に実際に走行を開始するそうです。

 

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Veraは運転席のスペースを完全に取り払っているので、車体の位置がタイヤからほんの少す高く、まるでスポーツカーのようなデザインになっているのが特徴。しかも電気自動車なので前面のフロントグリルもありません。かなり未来型のデザインですよね。

 

ボルボはロジスティクス企業のDFDSと協力して、大型コンテナの運送を行うと発表。ルートは事前に決められており(一般道も含まれる)、港のターミナルからDFDSのロジスティクスセンターまでの比較的短い距離を往復するのに使われるようです。走行はコントロールタワーにいるスタッフがモニタリング。最高速度は40キロとなっています。

複数かつランダムな消費者を訪ねる必要がある宅配サービスとは異なり、Veraは毎回、港から物流拠点までの間を決まったルートで往復するということで、確かに自動運転の導入としては適しているかもしれません。このようなシャトルバス型の自動運転走行サービスは、アメリカの一部大学や高齢者向けコミュニティーなどでも試みが行われています。

 

海外メディアの多くはVeraのデザインに注目。「スポーティなトラック」「スポーツカーみたいだ」という見出しが目立ちます。

ボルボの公式YouTubeでは「未来だ!」「これは理にかなっている」といった前向きなコメントが寄せられている一方、「仕事がなくなっていく」「私の仕事を奪わないでくれ!」といった心配の声も。デザイン的に空気抵抗が大き過ぎるのではないかという疑問も上がっていますが、ボルボは「走行速度が比較的遅いので、その影響は小さいです」と丁寧に回答しています。

現在クルマメーカーやテクノロジー企業は、競争したり協力したりしながら自動運転車を開発していますが、そのなかでVeraは見た目のかっこよさが際立っていますね。ボルボはデザイン性で一歩リードといったところでしょうか。