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2019/7/14 17:00

爽快感抜群! 秘境を走る「只見線」じっくり探訪記<その1>

【只見線じっくり探訪記⑪】一度は第一只見川橋梁を訪ねてみたい

只見線は列車の本数が少ないこともあり、列車で訪れることが難しい観光名所が多い。第一只見川橋梁を撮影スポットでもある「第一只見川橋梁展望台」もそのひとつだ。

 

下記の俯瞰する展望台は、車利用がお勧めとなる。展望台は国道252号沿いの道の駅「尾瀬街道みしま宿」の近くにある。道の駅に駐車し、すぐそばの国道のトンネルの横に展望台へ上る道がある。登って行くと10分程で展望台に着く。

 

↑第一只見川橋梁を道の駅「尾瀬街道みしま宿」近くの展望台から望む。展望台は高さ別にB、C、Dと3か所に分かれている。写真は中間のCの展望台から撮ったもの。各所には撮影写真と列車の時刻が掲示されていて便利だ。車窓から見るとこのようになる(左下)

 

場所さえしっかり把握しておけば、問題はないが、始めて行く時には時間には余裕をもって訪ねたい。筆者は時間ぎりぎりにかけつけて、間に合わなかった。一列車逃すと、次の列車まで2時間待ちとなる。川霧が出るような日は雨天も多い。坂の上り下りがあるので、濡れる足もとに注意したい。

 

第一只見川橋梁はこの写真の向かい側、木のない河畔の一角から、あおるようにも撮影できる。こちらは会津桧原駅から徒歩15分ほどで行くことができる。とはいえ、地図に記載のない農道、そして野道のような道に入らねばならず、迷いやすい。時間に余裕を持って行動したい。

 

何度訪れても、何度撮影しても、異なった味わいが楽しめる同ポイント。筆者も、次は異なる時間にもっと余裕を持って訪れてみたいと思うのであった。

 

 

【只見線じっくり探訪記⑫】2時間かけて終点の会津川口駅へ到着

見どころの多い只見線だが現在の会津若松駅発の列車は会津川口駅止まりとなる。会津川口駅はホームの前がすぐに只見川という素晴らしいロケーションの駅だ。駅舎は地元、金山町の中心となっている。只見線の各駅には駅売店などを併設している場合が少なく、飲み物、軽食類を確保するのにも苦労するが、この駅は売店もあるので安心だ。

 

ここで代行バスを利用して只見駅に抜けるか。会津若松駅に戻るか。時刻表を見ながら行動したい。

 

筆者は残念ながら始発列車には乗れずで、小出駅まで行くのには時間がかなり無駄になりそう。ということで会津若松駅に戻ることを決断した。

 

次回は会津川口駅から只見駅の不通区間と、只見駅から小出駅へのさらなる秘境区間のレポートをお届けしたい。

 

↑地元金山町の中心施設にもなっている会津川口駅。現在、会津若松駅発の列車はここ止まりとなっている。駅前から只見駅行の代行バスが発車する

 

↑SL会津只見号用に使われた会津川口駅の転車台。列車は真岡鐵道からC11形を借りて運転された。真岡鐵道がSLの維持が難しくなり東武鉄道が購入することになった。今後、東武鉄道の鬼怒川温泉から会津若松、そして同駅まで通して走ることはないのだろうか?

 

【ギャラリー】

 

奥州三名湯・飯坂温泉へ走る福島交通の「いい電」10の秘密

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