乗り物
2016/10/17 22:15

フルモデルチェンジのBMW新型5シリーズを深掘り!新開発ボディ&シャシーの見所とは?

先日正式発表されたばかりのBMW新型5シリーズ。自動運転技術を採用するなど、先進技術を積極的に投入したことで話題の同車だが、ボディのデザインや構造にも工夫が満載だ。2017年2月の発売開始が待ち切れない、という人のために注目ポイントを紹介する。

 

空気抵抗10%減の洗練されたデザイン

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BMW新型5シリーズのデザインは、アスリートを思わせる体躯でありながら優雅さを併せ持つ。だが新型に生まれ変わっても典型的なビジネススポーツセダンであることに変わりはない。

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BMWデザイン部門のトップ、カリム・ハビブは次のように紹介する。

 

「新しいBMW5シリーズは、いかなる場面でもスタイリッシュでダイナミックな印象をもたらします。フォーマルであり、精密なデザインは強い存在感を放ち、機能に裏打ちされた美しさを強調しています。」

 

フロントマスクはキドニーグリルに直接繋がるヘッドライトがワイドなイメージを創出。エアインテークを備えるフロントバンパーの内部にはエアフラップコントロールが備わり、より多くの冷却を必要とする場合はルーバーが開く仕組みだ。ボディサイドにまわるとロングホイールベースと、フロントのショートオーバーハングが印象的。フロントホイールハウスの後方に設けられたエアダクトも目新しい。リアビューでは横基調のコンビネーションランプなどによって、先代よりもワイドで低重心なイメージが演出されている。そして驚くことに、これらのディティールを持つ新型5シリーズは、ボディの空気抵抗が従来型より10%減り、Cd値はなんと0.22を誇る。

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洗練性と優雅さが表現されたインテリアでは、センターパネルがドライバー側に若干傾けられ、ドライバーオリエンテッドなコクピットを演出。あくまでドライバーズカーであることが示されている。インパネ中央には10.25インチのワイドディスプレイが備わる。そして下部のスポークにメタル素材を用いた新デザインのステアリングホイールも、高い洗練性にひと役買っている。

 

オプションで「アダプティブ」モードを新設定

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新型5シリーズは「BMWエフィシェント・ライトウェイト」コンセプトに基づき、従来型から最高で100kgの軽量化を実現しているのが特徴だ。それはボディにアルミニウムのほか、超高張力鋼板やマグネシウムなど複数の素材を適材適所に用いることによるもの。ちなみにアルミニウムが使われているのは、ボンネットやトランクリッドのほか、エンジンのクロスメンバー、リアサイドメンバー、ルーフ、そして4枚のドアが挙げられる。

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そんな軽量ボディに組み合わせるサスペンションは、フロントが新開発のダブルウイッシュボーン、リアが5リンクとなっている。サスペンションのセッティングは“ロングドライブ向けセダン”というキャラクターを軸足に、ダイナミック性と快適性を絶妙にバランスさせることが目指された。路面からの入力を巧みにいなし、クリアな情報だけをドライバーに伝達するよう開発が進められたという。そしてコーナリング時のセッティングは、乗員の快適性が重視された、ロールを極力抑えた仕立てとなる。

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走行モードは「コンフォート」「スポーツ」「エコ・プロ」を設定。さらにオプションのダイナミックダンパーコントロールを選択すると、「アダプティブ」が選べるように。アダプティブ・モードでは、ステアリングやサスペンション、トランスミッションの味付けが、ドライバーの運転スタイルに自動的に順応するよう調整される。これはドライバーのアクセルやステリングの操作、シフトチェンジの傾向から、理想的な走りを演出するもの。さらにナビゲーションシステムとの連動により、現在走行している道路状況(高速・街中・峠道など)を考慮、セッティングを最適化する。目的地を設定していれば、先のルートまでを見越してセッティングを変化させるという。

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