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2016/10/31 21:00

EU離脱を乗り越えて――日産が英国工場でのSUVの継続生産を決定

日産は10月27日、同社が26日に開催した経営会議において、英国サンダーランド工場で現在生産しているSUV「キャシュカイ」の次期型車に加えて、次期型「エクストレイル」を同工場で生産することを決定したと発表した。

 

この決定は、サンダーランド工場の競争力維持を公約する英国政府の表明を受けたもので、日産はサンダーランド工場への投資を増やし、同工場で働く7000人以上の雇用を確保、維持することになる。

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日産の社長兼最高経営責任者であるカルロス・ゴーンは、次のようにコメントしている。

 

「当社が引き続きサンダーランド工場に投資できることを嬉しく思います。同工場の従業員は、日々、高品質で価値の高いクルマを生産し、サンダーランド工場を世界でも有数の競争力の高い工場にしてくれています。英国政府から支援と公約を得られたことで、サンダーランド工場での次期型キャシュカイと次期型エクストレイルの生産決定につながりました。テリーザ・メイ首相の、英国の自動車産業および産業戦略全体の発展に対する強い決意に敬意を表します」。

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日産のサンダーランド工場は1986年の操業開始以来、累計900万台近くの車両を生産してきた。英国で生産されているクルマの3台のうち1台はこのサンダーランド工場製であり、同工場は同国最大の自動車工場となっている。さらに、サンダーランド工場で生産する車両の8割は130以上の国と地域に輸出されている。同工場では、200万台以上のキャシュカイを10年もかからずに生産。7000人にのぼる従業員に加え、同工場はサプライチェーンにおいて2万8000人の雇用を支えている。これまで日産は、サンダーランド工場に37億ポンド(約4750億円)を超える投資を行なってきた。

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