乗り物
2016/11/1 20:00

メルセデス・ベンツが新しい直列6気筒エンジンを発表! 次期Sクラスに搭載へ

10月28日、ダイムラーは新開発の直列6気筒ガソリンエンジン「M 256」を発表した。排気量は気筒あたり500ccの3.0リッターでターボチャージャーを搭載しており、最高出力は現行のV8ガソリンエンジンに近い408ps(300kW)/500Nm以上を発生。なおかつCO2排出量は従来のV6ガソリンエンジン比で約15%削減されているとのことだ。

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世界的に絶滅しかけていた直6エンジンの新開発ユニットが登場しただけでもかなり注目度は高いが、このM 256型エンジンのメカニズム的な面でのトピックは、48V電気回路を採用した補記類の電気駆動にある。一般に電気回路が発生(消費)する電力は電圧の2乗に比例するため、乗用車で広く採用されている12V電源の場合に比べ、48Vでは単純計算で16倍になる。このパワフルな電気回路により可能になった補器が、統合型スターター・オルタネーターのISGだ。

 

15kW(20ps)の最高出力を持つISGは、その名の通りエンジンスターターと発電機が一体化となった装置。けれどM 256型エンジンではそれにとどまらず、強力なパワーを発進時の駆動力に活用している。いわばハイブリッドパワートレインといっていい。燃費を改善するだけでなく、ターボチャージャーが本格的に稼働するまでのラグを埋める効果も得られる。また、出力の谷間を補うタイミングでも動作させ、そこでも効率とドライバビリティを改善しているという。

 

このエンジンは、次期Sクラスに搭載される。新型Sクラスは2017年に登場する予定だ。