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2018/6/27 22:30

アメリカで流行中の次世代アート! 時間を忘れて没頭する「Diamond Painting」

アメリカで新しい手法のペインティングアートとして流行中なのが「Diamond Painting(ダイヤモンドペインティング、以下DP)」。カラフルで細かなビーズを色ごとにシートへ張り付けて絵をさせる方法です。細かい作業なので、面倒に思える人もいるかもしれませんが、好きな人にはたまりません。無心に作業へ没頭することによって、雑念を取り払い、気持ちも落ち着いていく感じです。デザインも選べて、達成感もある! 次世代型の美術であるDPを新たな趣味として始めるのはいかがでしょうか?

大人の新しい趣味

DPは「クロスステッチ」と同じように、マス目状の図案をもとに絵を完成させます。クロスステッチは糸と針で絵を作りますが、DPは小さなラインストーンを粘着シートに貼り付けて制作。このラインストーンがキラキラ輝き、ダイヤモンドのようなのでDPと呼ばれています。

 

日本でもラインストーンで鏡や携帯電話などをデコレーションする、いわゆる「デコ」が知られていますが、DPはデコレーションするものではなく、ラインストーンで絵を作り上げていくものなのです。

 

ラインストーンの大きさはなんと3ミリ以下。手でつまむのはさすがに難しいので、付属にあるペンのようなものですくって、一つずつ貼り付けます。図案シートには、番号と色があらかじめ書かれているので、作業は番号に対応した色のラインストーンをひたすら貼り付けるだけ。

このDPには、すべてがセットになった「DPキット」があります。ペンのほか、デザインの書かれたシート、各色ラインストーン、トレイ、ラインストーンをつきやすくするためのジェルも含まれており、手元に届いたら、すぐ始めることが可能。アメリカでも、大人の塗り絵や脳トレパズルが人気なのですが、DPはこれらに変わる次世代ペイントとして人気を集めています。

忙しさに追われる日々のなか、一つの作業にひたすら没頭することは意外にないのかもしれません。確かにDPをしている時間は、目の前の色と番号だけに集中しているので、気づいたら1時間以上経っていたなんてこともしばしば。時間も雑念もどこかに置き忘れたように一つの作業にひたすら没頭することは、不思議なまでに気分をスッキリさせてくれました。

煩悩を取り払うほどの美しさ

絵を形作っているライトストーンは、近くからでも遠くから見ても、光の当たる角度によってとても美しく光るので、額に入れてインテリアとしても楽しめます。インターネットサイトやアマゾンでは、数百種類以上のDPが販売されている一方、気に入ったデザインがない場合には、好きな写真をDPの図案にしてくれるウェブサイトもあります。

 

絵が大きくなればなるほど、全景がますますハッキリしてくると同時に、達成感や喜びも倍増していきます。最初から難しいものに挑戦すると楽しくないかもしれないので、小さなものから始めて、どんどん大きな作品にチャレンジしていくのもよいかもしれません。

細かなラインストーンを並べていくことは、一見ストレスが溜まりそうな作業に見え、敷居が高く感じるかもしれません。しかし、実際やってみた感想としては、趣味の一つに入れたいと思うくらい楽しむことができました。さらに、できあがって綺麗に並んだラインストーンは圧巻で、がんばった自分へのプレゼントのようにさえ感じます。インテリアとしても使えるところがDPのよさでもあり、おしゃれなデザインもたくさんあるので、プレゼント用にして見るのも面白いかもしれません。