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2018/12/13 19:00

これは仕事が捗る!「集中力」を高めてくれるデバイスが誕生

生産性向上を阻む一番の敵は自分自身です。企画書を仕上げないといけなかったり、返信しないといけないメールが溜まっていたり。仕事は山積みなのですが、そんな状況になると私たちの手と目はまるで現実から逃げるかのようにインスタやゲームアプリへと移ってしまいます。「集中したら仕事はすぐに終わるのに、それができない自分が情けない!」なんて嘆いたことは誰にでもあるのではないでしょうか?

 

そんな悩みを解決してくれるかもしれないデバイスを、ケンブリッジ大学の卒業生が集まったスタートアップが開発しました。それが、集中する習慣を身につけるための「FOCI」です。

本製品は、腰に付けた小さなクリップ状のデバイス(10g)がユーザーの呼吸のパターンをモニタリングするという仕組みです。マシーンラーニングによってユーザーの神経と呼吸を分析。そこからパターンを抽出することで、ユーザーが集中しているかどうかを区別できるようになるそうです。集中度合いをビジュアル化してくれたり、腰に身に着けたデバイスが振動で「ほら集中しろ!」と小突いてくれたりする機能が特徴。

呼吸と集中力の関係を調査すること自体は新しくありません。紹介ビデオによると、この分野の研究は20年ほど積み重ねてきており、本製品のソフトウェアにもその研究結果が反映されているとのこと。人間は高い集中をキープしている状態のとき、通常よりも少し早いペースで、均質な呼吸を続けているようです。

 

アプリでは、円形のアイコンが色を変えることによってユーザーが集中しているか、気が散っているか、ストレスを感じているか、もしくは生産性の高いピーク状態に達しているかを伝えてくれます。気が散り始めたら物理的に注意を促してくれるので、心理学でいう「フロー」に達することもできるかもしれません。

 

FAST COMPANYの取材に対して、開発者のミック・アダムズさんは「(仕事中にすべきでない)インターネットサーフィンを始めたり、別のことを考え始めて気が散ったりする前に、Fociは3回振動します。これによってユーザーは気が散っていることが分かるんですね」と述べています。とすると、YouTubeやInstagramで時間を無駄にすることも防ぐことができそうですね。

1日の集中力におけるパターンを観察することで、自分のスケジュールを改善することもできるでしょう。ランチをした後に集中力が切れる傾向があれば、ランチの後はそれほど集中力を必要としない作業や肉体を使う仕事を行うなど、いろいろ応用ができますね。

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