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2019/2/15 18:00

Googleが新開発した「聴覚障がい者向けのアプリ」、健常者の悩みも解決する可能性

「障がいは障害のある人ではなく、社会が作り出しているもの」――。そんな考えも少しずつ社会に浸透してきた現代。バリアフリーのインフラストラクチャーやテクノロジーが発展することで、すべての人の生活の安全性や利便性が向上していますよね。

 

そんななか、Googleは2月上旬に新しい聴覚サポートアプリを2つ発表しました。これらアプリは健常者も仕事に活用できそうな内容になっています。

 

1つ目は「Live Transcribe」。Transcribeは英語で「文字に書き起こす」という意味ですが、このアプリを使うとデバイスのマイクを通じて、話されている言葉が同時進行で画面上に文字として書き起こされるんです。

Google Docsの音声書き起こし機能は2015年に導入されましたが、それ以降、日本語でも英語でもその書き起こしの精度は驚くほど高いものになりました。それを活用して、レストランやカフェといった公共の場やビジネスミーティングなど、様々な場所に持ち運べる「書き起こし専用アプリ」を作ってくれたんですね。

Live Transcribeは、文字起こしをするライターだけではなく、ほかの業界のビジネスパーソンの方たちも欲しいのではないでしょうか? 急に上司が外国人になってミーティングが全部英語になった。メールでの英文はまだいいけど、対面や電話での会話は聞き取りが難しくて緊張する。そんなお悩みを持った方たちにも活用できそうなアプリですよね。画面いっぱいに文字が表示されるシンプルなインターフェースもありがたいです。

本アプリは70か国語以上に対応しており、英語以外の言語も使えます。しばらく沈黙が続いた後に誰かが話し始めたときはデバイスが振動してユーザーに画面を見るように促してくれるとのこと。また、環境音が大きい場所では、それを知らせるマークが画面上に表示され、話者に声を大きくしてもらうよう頼む機能も付いており、配慮が行き届いています。


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