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2019/10/31 19:00

120年越しの夢が実現! 自宅で気軽に「アナログレコードに録音できるマシン」がついに誕生

デジタルの時代になりアナログなプロダクトの人気が復活する。そんな現象は色々な場面で見られます。その最たる例が、アナログレコードでしょう。SpotifyやApple Musicといったストリーミング・サービスやYouTubeといった動画共有サイト上での音楽再生が一般的になった現在、アナログの音質やデザインに惹かれて若い世代の消費者の間でもアナログレコード再生機の購入が増えていますね。

 

そんなアナログレコードの人気復活をさらに後押ししそうなプロダクトが開発され、大きな話題を呼んでいます。Kickstarterで既に4200万円以上の資金を集めている「Phonocut」(10月23日現在)。机の上における小型のアナログレコード製造機で、自宅でアナログレコードに録音することができるんです。

録音作業は実にシンプル。空のアナログレコードをターンテーブル式のPhonocutに載せて、1/8”ステレオミニジャック経由で自分が録音したい音源とつなげて、録音ボタンを押すだけ。レコードの最大録音時間は10~15分となっています。

 

開発者たちはアナログレコードに触れたことがない人でも簡単に使えて、アナログレコードを日常の音楽体験の一部にさせてくれるとアピールしていますが、確かに自分の好きな音楽を集めてレコードにまとめられたら、うれしいですよね。昔カセットテープやMDで自作ミックステープを作って友だちや恋人にプレゼントしていたように、同じことがアナログレコードでもできるなんて、なんとカッコいいのでしょう!

 

もちろん、ミュージシャンやスタジオ経営者にとっても役に立つデバイスとなりそうです。ライブやイベントを録音して簡単にアナログを限定生産したり、スタジオでアナログ・レコードを製造できることで、工場に数百枚単位で発注せずに限定レコードをリリースできるわけです。

 

現在、Kickstarterで予約受け付けしているのは約18万円のセット。5枚の空のレコードがついてきます(日本への発送は1万2000円別途必要)。配送は2020年12月の予定。キャンペーンは既に目標金額を達成していますが、商品が配送されるまでには1年以上待つ必要があります。

 

プロダクトデザインも洗練されていて、インテリアとしても邪魔にならなさそうですよね。コメント欄でも「シンプルだけど美しい」と見た目が絶賛されています。

レコード愛好者やミュージシャンと思われる購入者たちからは「1分間45回転の7インチのオプションもほしい」「xlr入力を付けてほしい」「1/8インチではなく1/4インチ入力にしてほしい」と細かなリクエストがいっぱい。アナログレコードが19世紀後半に発明されてから120年以上が経ったいま、人間は初めて高品質のレコードを自宅で手軽に作れるようになったというPhonocut。彼らはファンの期待に応えることができるのでしょうか? 注目です。

 

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