ワールド
2019/11/11 19:00

【本日開始】MacBookの「打ちにくさ」を解決! クラファン開始前から話題沸騰の「外付けキーボード」

世界中で多くのユーザーに愛用されているAppleのMacBookシリーズですが、長年不満が出されているのが、そのバタフライ式キーボード。このデザインであるからこそ達成されている薄さであるものの、ゴミが溜まりやすく、不具合や故障も数多く報告されており、Appleも何度も改良を繰り返しているものの、最新世代のバタフライ式キーボードでも不具合が多数報告されている状態です。

 

また、その薄さと構造から、キーを押した時の感覚が軽く馴染めないユーザーも多く存在しており、自宅やオフィスでは外付けのディスプレイとキーボード、マウスを使って仕事をしている人も多いのではないでしょうか(私もその1人です)?

 

しかし外付けのキーボードやマウス、ラップトップ・スタンドをいつも持ち運んでいると、それだけでかなりの荷物になりますよね。せっかくの薄型ラップトップなのに、周辺プロダクトでカバンがパンパンになってしまうのは本末転倒です。

 

そこで、快適なキーボード環境を求めつつ、移動が多いMacBookユーザーをターゲットに開発されたのが、Nuphyが作る取り付け式メカニカルキーボードの「NuType」。11月11日にKickstarterにてクラウドファンディングを開始する予定なのですが、既にYouTubeにPRビデオがアップロードされており、海外メディアでは話題を集めているんです。

 

1つひとつのキーにバネが取り付けられたメカニカルキーボードは、その使用感やタイピングの正確さ、そして故障の少なさから多くのユーザーに愛されています。NuTypeがユニークなのは、MacBookのキーボード上にそのまま取り付けてしまう点。既存のキーボードをアップグレードする感覚なんですね。

↑左が一般的なスイッチ、右がKaihuaのChoc low profile

 

iPad ProでもSurfaceでもBluetooth接続に対応していれば、どんなデバイスにも使用できるNuTypeは、MacBookとまったく同じキー配列になっています。ファンクションキーとタッチバー部分はカバーしないため、NuTypeを使いながらトラックパッドやタッチバー、タッチIDも使えるそうなので、デスクスペースも節約できます。採用されているスイッチは、一般的なスイッチより42%小さいKaihuaのChoc low profile スイッチで(上の画像)、ホコリや湿気などからキーの中核部分を守る「ボックス」構造となっています。

 

公開されているPR動画には多くの人たちがコメントを寄せていますが、そのなかには様々な意見があります。「これはかなり良いね」「ESCキーさえあれば90%の完成度!」「スゲー!」「どこで買える?」といったコメントがある一方、「普通のラップトップとして使うために周辺プロダクトをいくつも買わないといけないMacBookをAppleが作っていることが、そもそもバカバカしい」「ThinkPadみたいな良いキーボードを持ったラップトップが本当は必要」とMacBook自体に対する不満も書き込まれています。

インターネットでは、MacBookのキーボードが近い将来バタフライ式からシザー式に変更されるという噂も流れていますが、仮にそうなったとしても、MacBookのキーボード問題が本当に解決するのかどうかは分かりません。しばらくはNuTypeのような外付けキーボードがたくさんの人たちに重宝されそうです。

 

物議を醸しながらも大人気! ムダな機能を削ぎ落とした最新「タイプライター」