雑貨・日用品
2018/7/2 17:30

「今治タオル」の躍進と「5秒ルール」――銀座進出の最古参メーカー「藤高」にブランディングについて聞いてみた

タオルの正しい洗い方と寿命とは?

――素朴な疑問なのですが、タオルの寿命というのが実はよくわかっていません(笑)。タオルはどのように洗い、どうなったら買い替えるべきなのかを教えてください。

藤高:どれくらいの頻度で使われるか、どういった環境で使うかにもよりますね。

 

弊社でまず推奨しているのは「縦型の洗濯機で洗うこと」です。やはりたくさんの水でゆったり泳がせながらタオルを洗うことで、寿命は延びます。ドラム式の洗濯機は、少ない水量で叩きつけるように洗うので、どうしてもタオル個々についているパイルがひしゃげてしまいがちになります。ひしゃげたパイルというのは、なかなか元に戻りにくく、寿命を短くしてしまいます。

 

また、洗い終えたタオルは日陰で干すほうが良いです。天日で干すと、パイルに含まれた水分を早く奪い過ぎてしまい、カチカチに固まりやすくなります。ですので、日陰で優しく乾かしていただければと思います。それでも硬くなってしまい、吸水力も弱ってきたと感じたら、お取り替えの時期と思っていただいて問題ありません。

 

――ちなみにですが、藤高のタオルの寿命はどれくらいですか?

藤高:私個人ですと、弊社製品で10年以上使っているものもありますし、先ほど申し上げたようなきちんとした洗い方をすれば長い期間、お使いいただけると思います。

↑タオルのことなら、どんな質問にもお答えくださった藤高さん。説明を受けていると、同時に、藤高の製品が諸条件のなかでいかに高品質であるかも伝わってきました

 

これからもタオルを「究めて」いきたい!

――最後に、東京に進出した藤高のこれからと、まだ使ったことのない方へのメッセージをお願いします。

藤高:弊社のコンセプトは「究める(きわめる)」というもので、タオルの製品開発にはこれからも注力していきたいと思っています。近いところでは夏向けに「すぐ乾くタオル」というものをもうすぐご紹介できると思いますので、ぜひお店にお越しいただきたいです。

 

また、今回の東京出店での販売スタイルとして、さまざまな色のタオルをご用意させていただいております。たとえばご家族でタオルを揃えられる際、お父さん、お母さん、お子さん……と色で使い分けられるようにしています。さらにこれらの商品はいずれも箱入りで販売していますので、ギフトとしてお買い求めいただく際にもすぐにご対応可能です。

 

これからもタオルの製品開発はもちろん、お店での販売方法などにおいても、細かくこだわりをもって発信していきたいと思っています。

↑様々なバリエーションがある藤高のタオル。普段使いはもちろん、プレゼントにも最適なので、ぜひ一度お店で商品に触れてみてください

 

余談ですが筆者は、年配の方、目利きの方へのプレゼントにいつも困ってしまいます。特にタオルをあげたいと思っても、デパートに行っても、海外の有名ブランドの妙にシブいタオルが多く、いつも頭を抱えていました。しかし、こういったときに藤高のシンプルで高品質なタオルなら、どんな方でも大満足されるのではないでしょうか。銀座に行かれた際は、ぜひ一度同店を覗いてみてください!

 

【SHOP情報】

FUJITAKA TOWEL GINZA

■住所……東京都中央区銀座7-21-1 藤高ビル1階
■電話……03-6278-8852
■営業時間……11時~20時

https://fujitakatowel.jp/

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