雑貨・日用品
2019/1/25 17:00

男はいつ父親になる? マンガでわかる「パパによる育児参加の大切さ」

GNWではテクノロジーに関連する記事を日々出していますが、そのなかで近年目覚ましい進化をしているのが育児関連のアイテム。

 

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IoTといったトレンドの技術を取り入れたものから、新しい技術でなくても育児を楽しく&便利にするアイテムが様々登場しています。

 

そこで今回GNWでは最新の「育児×テクノロジー」の情報をキャッチアップすべく、大手ベビー用品メーカーのピジョンが運営する情報サイトのピジョンインフォとコラボし、「育児テック・カレッジ」を開催。「テクノロジーで育児をもっと楽しく!」をテーマにし、これから人生で初めてパパとなる男性を主な対象にした、男性による男性のための育児講座を実施しました。

 

この記事では、登壇した漫画家・鈴木みそさん(2児の父)が、マンガでイベントの内容である「育児×テクノロジー」、また自身の育児経験からも振り返る「男性による育児参加の大切さ」をお届けします。そのなかから編集部的に気になったキーワードを補足説明していきます。

 

 

(注)

・iPhoneは登録商標です。

・Googleは登録商標です。

・LINEは登録商標です。

・Clovaは登録商標です。

 

鈴木みそさんのマンガのなかで紹介されたスマートスピーカーを開発した「育児ゼロアクションプロジェクト」

【キーワード解説~①イベント】

「父親になる実感と危機感を感じた」

育児テック・カレッジには、これからパパとママになる16組のご夫婦が参加しました。「夫に育児に興味を持ってほしい」「育児テックや最新ベビーグッズ、IoTのことが知りたい」というのが主な参加目的。イベント前には参加者の58%が「育児が楽しみ」と答えていた一方、42%が育児に不安を感じていましたが、イベント後には「ガジェットを活用しているパパ目線の意見が聞けてよかった」「スマートスピーカーが育児に活用できるとは思わなかったので参考になった」などのほか、「IoTは偉大! 育児が楽しみになりました」という感想が寄せられました。

 

また、「イベントに参加したことでパパの意識が変化したかどうか?」という質問に対して、アンケートに回答した22名のうち19名(約86%)が「変化があった」と回答。「もともと育児に参加するつもりだったが、さらに参加しようという気持ちになった」「パパになる実感が湧いたと同時に危機感を感じた」という声がありました。

 

【キーワード解説~②スマートスピーカー】

パパの育児意識を高める「話すだけ育児記録」

LINEが開発したAIアシスタントのClova(はかせという名前)に「授乳」「おしっこ」「寝た」などと話しかけるだけで、授乳の量や便、睡眠、赤ちゃんの体温などを時刻と一緒に記録することができるスキル。赤ちゃんを抱っこしたり、お世話をしたりしながら記録がつけられて、書き忘れを防ぐことができます。記録された情報はLINEグループに通知されることで「可視化」されます。それによって育児の様子を夫婦で「共有」できるようになることが、この育児記録の最大のメリット。

 

【キーワード解説~③乳首】

赤ちゃんはおっぱいを吸っていない! 哺乳三原則

赤ちゃんは母乳を吸うと一般的には言われていますが、実は吸っていません。哺乳には「吸着」、「吸啜(きゅうてつ)」、「嚥下(えんげ)」からなる「哺乳三原則」があります。「吸着」とは唇をおっぱいにしっかり密着させること。「吸啜(きゅうてつ)」は⾆を動かして乳首を上顎に押しつけて⺟乳をしぼり出すような運動。そして、「嚥下(えんげ)」は舌を上下させて母乳を食道へ流し込むという運動。このようにして、赤ちゃんは母乳をおっぱいから引き出して飲んでいるんです。

 

ピジョンの母乳実感の乳首は、哺乳三原則が応用されているのはもちろんのこと、赤ちゃんにとって飲みやすい乳首となるために、細部に至るまで機能や素材を徹底的に追求しています。

 

このように、育児には意外に知られていないことがたくさんあったり、一見するとアナログと思われるベビー用品が実は技術の結集だったりします。乳首はその一例に過ぎません。育児はすごく奥が深い世界なんですね。

 

【まとめ】

初産の場合、「何がわからないかわからない」という状態になることが圧倒的に多いパパ。生まれてくる赤ちゃんの情報もやはりママのほうに集まりがちです。しかし、マンガ内でみそさんが語るように、男は赤ちゃんが生まれて初めて父親になるんですね。「パパの役割って何だろう?」と右往左往してしまうこともありますが、そんなときにこそ、パパの育児参加をスムーズに行えるようにしたり、夫婦のコミュニケーションを円滑にしたりするのに役立つアイテムを試してみてください。わからないことが多いからこそ、たくさん学び、子どもと一緒に自分も成長できると、子育てはもっと楽しくなるはずです。

 

【アイテム編】では今回のイベントで出てきた、8つのアイテムを紹介。そちらも合わせてご覧ください。