雑貨・日用品
収納
2020/6/1 17:00

“見せる収納”で定位置を作れ! キングジム「PEGGY(ペギー)」を導入したらオフィスから趣味部屋までスッキリ整った

デスクの片付けは、ビジネスパーソンにとっていつの時代も大きな課題。必要になったとき、いつでも活用できるようツールを備えることは、仕事のスピードや精度も左右します。

 

書類は平積み、文房具や小物は引き出しにごちゃっと突っ込んである、という人はけっこう多いんじゃないでしょうか。まさにそんな状態にある、隣の先輩のデスクを尻目に抜け駆けすべく、新兵器を導入してみることにしました。

 

壁面収納でおなじみの木製の有孔ボードを卓上タイプに仕立てた、キングジムの卓上収納ボード「ペギー」です。別売りのフックやコンテナを組み合わせて、自由にレイアウトが可能です。


キングジム
PEGGY(ペギー) PG400
3500円(税別)

【Spec】
・セット内容:ペグボード、スタンド、スペーサー4枚、L字フック8本
・サイズ:約幅400×高さ305×奥行き124mm(組み立て後・横置き時)
・重量:約1.2kg(組み立て時)
・耐荷重:3kg

 

まず本体を確認してみましょう。

↑幅40×高さ30cm程度とA3判に近いサイズのペグボードと、スタンドのセット。ボードをスタンドに差し込むだけの、シンプルな仕組みで立ち上がる。ボード下部に貼り付けたクッション材「スペーサー」が、ボードとスタンドとの隙間をふさぐ
↑幅40×高さ30cm程度とA3判に近いサイズのペグボードと、スタンドのセット。ボードをスタンドに差し込むだけの、シンプルな仕組みで立ち上がる。ボード下部に貼り付けたクッション材「スペーサー」が、ボードとスタンドとの隙間をふさぐ

 

ボードの穴に取り付ける別売りのカスタマイズパーツは、4種類がラインナップ。

↑スチールメッキの「L字フック」(4本、税別500円)、樹脂製の横型のボックス「ミニコンテナ」(2個、税別500円)、同じく樹脂製の縦型のボックス「ペンスタンド」(1個、税別500円)、スチールメッキのバーフックと木製プレートがセットとなった「ミニシェルフ」(バーフック2本・ウッドプレート1枚、税別700円)
↑スチールメッキの「L字フック」(4本、税別500円)、樹脂製の横型のボックス「ミニコンテナ」(2個、税別500円)、同じく樹脂製の縦型のボックス「ペンスタンド」(1個、税別500円)、スチールメッキのバーフックと木製プレートがセットとなった「ミニシェルフ」(バーフック2本・ウッドプレート1枚、税別700円)

 

では早速、この「ペギー」とオプションパーツを使ってデスクを片付けてみます。

 

【オフィス】テリトリーを確保しながらデスクが片付く!

作業の手順は、まず収納したいアイテムを選び、それらを分類して入れるパーツを選び、バランスを見て位置を組み替えながら、パズルのように組み合わせて構築していきます。

↑パーツには、ボードの穴に引っ掛けて取り付けるための“爪”がある。これによって、工具なしで簡単に設置・取り外しが可能。有孔ボードならではのメリットだ
↑パーツには、ボードの穴に引っ掛けて取り付けるための“爪”がある。これによって、工具なしで簡単に設置・取り外しが可能。有孔ボードならではのメリットだ

 

結果、こういった構成になりました。

↑パーツとして用意されている「L字フック」「ミニコンテナ」「ペンスタンド」「ミニシェルフ」を網羅して使用
↑パーツとして用意されている「L字フック」「ミニコンテナ」「ペンスタンド」「ミニシェルフ」を網羅して使用

 

アイテムを収納してみます。

↑スマホから文房具、時計までデスクの上でバラバラになっていた小物をここへ集約
↑スマホから文房具、時計までデスクの上でバラバラになっていた小物をここへ集約

 

「L字フック」で“かける収納”、「ミニコンテナ」で“入れる収納”、「ペンスタンド」で“立てて入れる収納”、「ミニシェルフ」で“飾る収納”と、アイテムのサイズや形状、収納の目的に合わせて選ぶのがコツ。詳しく見ていきましょう。

 

↑輪ゴムやクリップはボックスに入れると取りにくく、埃も溜まりやすい。こうしてL字フックにかければ量も把握できるなどメリットは多い。またメガネも、レンズ部分を接触させたくないためL字フックにぶら下げた
↑輪ゴムやクリップはボックスに入れると取りにくく、埃も溜まりやすい。こうしてL字フックにかければ量も把握できるなどメリットは多い。またメガネも、レンズ部分を接触させたくないためL字フックにぶら下げた

 

↑ペンやハサミ、カッターなどは縦型の「ペンスタンド」へ。上部に向かって広がったデザインなので、目一杯詰め込んでも意外に取り出しやすい
↑ペンやハサミ、カッターなどは縦型の「ペンスタンド」へ。上部に向かって広がったデザインなので、目一杯詰め込んでも意外に取り出しやすい

 

↑テレビ会議用のイヤホンや、付箋やシヤチハタ印、USBメモリなど散らばりやすい小物には、横型の「ミニコンテナ」を使用した。縦長構造の「ペンスタンド」を下部にレイアウトする場合は、取り出すためのスペースを意識して確保したほうがよさそうだ
↑テレビ会議用のイヤホンや、付箋やシヤチハタ印、USBメモリなど散らばりやすい小物には、横型の「ミニコンテナ」を使用した。縦長構造の「ペンスタンド」を下部にレイアウトする場合は、取り出すためのスペースを意識して確保したほうがよさそうだ

 

↑スマホや電子メモパッドなど、画面を常に見えるようにしておきたいものは、「ミニシェルフ」に置いて上部に配置。2本のバーフックで、衝撃を与えなければ滑り落ちる心配はない
↑スマホや電子メモパッドなど、画面を常に見えるようにしておきたいものは、「ミニシェルフ」に置いて上部に配置。2本のバーフックで、衝撃を与えなければ滑り落ちる心配はない

 

↑いつでも目視できるようにしておきたい時計と、角ばったフォルムのテプラも、「ミニシェルフ」に。下部に配置しアイテムも安定しているものなら、上のバーフックは外してもいいかもしれない
↑いつでも目視できるようにしておきたい時計と、角ばったフォルムのテプラも、「ミニシェルフ」に。下部に配置しアイテムも安定しているものなら、上のバーフックは外してもいいかもしれない

 

使用頻度の高い1軍のアイテムは、いつでもすぐ使えるよう、引き出しにしまわず机上に出しっぱなしにしがち。それがデスクの散らかりの原因にもなっているのですが、「ペギー」を使って縦方向に収納することで、すぐに必要なアイテムが見つかり、取り出しやすく、そして見栄えよく待機させておけると感じました。

 

さて、レイアウトが済んだら、どこに置けばいいでしょう。デスクの正面にはPCのモニターが鎮座しており、横に並べるのはおよそ不可能です。そこでおすすめしたいのが、隣の席との間。つまり、パーテーションとして活用するわけです。

↑いまにも雪崩を起こしそうな、隣席の平積み書類を堰き止めるように「ペギー」を設置した。視界を遮るほど大きくはないので、違和感はなし。スタンドは重量があり、安定感も抜群だ
↑いまにも雪崩を起こしそうな、隣席の平積み書類を堰き止めるように「ペギー」を設置した。視界を遮るほど大きくはないので、違和感はなし。スタンドは重量があり、安定感も抜群だ

 

割り当てられた自身のスペースを確保しつつ、“卓上収納”という機能にカムフラージュされ、お隣さんと気まずくなる心配はありません。隣に平積みになった書類の山が、雪崩を起こすのを防ぐ役割も果たします。人との距離感が気になる「withコロナ時代」に、大いに力を発揮してくれそうです。

せっかくなのでプライベート空間に導入してみよう

仕事も家で、という新たな流れが生まれる中、家を快適な空間にすべく、片付けに勤しむ人が増えています。たった今オフィスのデスクを片付けた「ペギー」ですが、この実用性とオシャレさは、プライベート空間でも活躍するのでは……。ということで、自宅にも導入してみました。

 

【玄関】訪問者に見せても恥ずかしくない見た目で、忘れ物をなくせる!

↑扉のすぐ横にある靴箱の上。否応なく出がけに目に入るはず
↑扉のすぐ横にある靴箱の上。否応なく出がけに目に入るはず

 

出がけに目につきやすく、帰宅後はひと息つく前にモノを戻せる、靴箱の上に設置。鍵や腕時計のほか、パスケースや、洗濯に出して忘れがちなタオルやマスクなど、外出時は必ず携帯したいアイテムに、それぞれ“居場所”を与えます。オプションパーツを有効に使って「定位置を決めること」で、ひと目見て持ち物の紛失や置き忘れを可視化できるのです。

 

また、玄関であることに配慮して、フィギュアなどアクセサリーも追加。投函待ちの手紙も一緒に飾れば、ド忘れ防止に効きそうです。左上は、「ミニシェルフ」のバーフックを単体で使い、メモをぶら下げるスペースに。忙しい家人との伝言板としても活用できますね。

 

【趣味部屋】趣味モノを整理しながら眺めて満足できる!

↑自慢の万年筆やインクを陳列。まさに“見せる収納”で、整理しながら愛でられるスペースが完成した
↑自慢の万年筆やインクを陳列。まさに“見せる収納”で、整理しながら愛でられるスペースが完成した

 

チャコールブラックとオフホワイトのボード、スモーキーカラーのコンテナ、経年したようなメッキ加工を施したフックなど、絶妙な質感とカラーリングも「ペギー」の特徴でしょう。収納用品にありがちな安っぽさがなく、大事なコレクションを飾るにはぴったりです。

 

重量のあるインク瓶や割れ物の器具は下部に、特に大事にしている万年筆は「ミニシェルフ」に、とそれぞれにふさわしい”ステージ“を用意することができます。

 

【洗面台】衛生用品を省スペースにまとめて整頓

↑ヘアブラシや歯ブラシなど縦長のアイテムが多いため、縦置きできれいに収まった
↑ヘアブラシや歯ブラシなど縦長のアイテムが多いため、縦置きできれいに収まった

 

ペグボードは、チャコールブラックとオフホワイトの2色がラインナップするので、白が基調となった洗面台には明るいオフホワイトをチョイス。洗面ボウルのサイドは狭いので、縦置きで設置しました。

 

このように、スペースに合わせて横置き/縦置きを自在に変えられるのも便利な点です。また、三方が開いた「ミニシェルフ」なら、電動歯ブラシを電源コードのついた充電台ごと置くことができ、通電するアイテムの保管にも重宝しそうです。

※火気がある場所や製品に直接水がかかるような場所での使用は推奨されていません。キッチンや洗面所での使用には注意してください。

 

【ガーデニングスペース】小さく軽いので整理された状態で持ち出せる!

↑種袋を見せながら収納できる「ミニコンテナ」を多用
↑種袋を見せながら収納できる「ミニコンテナ」を多用

 

スタンドはそれなりに重量感がありますが、ペグボードが軽く、トータルで約1.2kgなので移動も簡単。そこで、家庭菜園に「ペギー」を持ち込んでみました。中身を見せながらたっぷり詰め込める「ミニコンテナ」に、種をストック。樹脂製のコンテナは、土などが付着してもすぐに洗い流せるので、汚れを気にせずに使えます。

 

ちなみに、ペグボードは穴が裏側に通貫しているので、位置をうまくずらせば両側に収納を作ることも。

↑表裏にパーツを取り付ければ、両側から活用可能。ただしパーツの爪が裏側から覗くので、それを避けて設置する工夫は必要だ
↑表裏にパーツを取り付ければ、両側から活用可能。ただしパーツの爪が裏側から覗くので、それを避けて設置する工夫は必要だ

 

仕事から趣味、暮らしの実用まで、さまざまなシーンで活用できる「ペギー」。デザインも収納性も、細部まで配慮されているので、片付けが苦手な人でも安心。さらに工夫次第では、活用度は大きく広がりそうです。自分らしい使い道を考えつつ、それをいかに実現していくか。デスクや部屋をスッキリ整えられるだけでなく、片付けたり収納を構築していく行為自体も、楽しめるのではないでしょうか。