収納家具を作るうえで重要なポイントになるのが扉の固定方法。設置場所の環境、用途に合わせて最適な扉を取りつけるのが、快適な収納空間を実現するセオリーだ。ここではシーンに合わせた7つの扉の製作方法を紹介。空間にベストマッチする金具選びと扉の納め方を学ぼう。
写真◎福島章公/イラスト◎丸山孝広
扉が内部に収納できる
フラップドア
収納家具本体に扉をスライドさせて収納することのできるフラップ扉。作例では取っ手とキャッチをつけて箱の中に収めたが、図書館のラックのように扉の下端を伸ばし、棚板をつければディスプレイラックにもなる。好きな雑誌の最新号が出るたびにディスプレイ棚に置き換える作業は室内の小さな模様替えにもなる。
【使用する木材と金物】
ラジアタパイン集成材(厚さ15×幅300×長さ1820mm/長さ910mm)それぞれ1枚、木ダボ(6㎜径×長さ30mm)4本、木製取っ手(64㎜)1本、マグネットキャッチ1個、ビス(32mm)適宜
【使用する道具】
丸ノコ、ドライバードリル(プラスビット1番/2番、6㎜径ドリルビット)、トリマー(1/4インチストレートビット/丸面ビット)、ストレートガイド、キリ、サシガネ、メジャー、木工用接着剤
【フラップドアの側面図】※単位はmm
【木取り表】*背板はなし
297×298mm 1枚 扉
300×400mm 2枚 天板・底板
300×330mm 2枚 側板
【フラップドアの製作手順】